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ウガンダ

不動産関連情報

不動産に関する法制度

不動産関連法・制度の現状

憲法237条1項では、土地はウガンダ国民に属するとされている。

ウガンダ国土政策によると、土地は私有地、公有地、国有地に分類される。さらに、すべての保有制度の下で保有される土地の使用と管理は、秩序ある土地利用のための物理的な計画規制と基準の遵守を保証するために、国の規制権限に従うものとする。

土地・住宅・都市開発省などの組織が土地行政を所管している。

土地・不動産の所有権

1.第237条(3)。ウガンダの土地は、以下の土地保有制度に従って所有される。(a)慣習、(b)自由保有、(c)マイロ、(d)借地権。

2.第26条第1項では、個人で、あるいは共同して土地を所有する人々のグループなど、他者と共同で財産を所有する権利を保護している。

3.土地法(1998年)によると、企業は土地のリースを取得することができる。非市民が取得した5年以上の借地権は、権利登録法に従って登録されなければならない。さらに、リース期間は99年を超えてはならない。

土地・不動産の登記

国土住宅都市開発省管轄の土地登記局は、権利証の発行、一般譲渡、国有地台帳の保管、調整、検査、監視、地方自治体への土地登記・取得プロセスに関するバックアップ技術支援を担当している。

不動産事業を行う際の免許制度

Real Estate Agents Bill-2013によると、不動産免許を申請しようとする者は、不動産業者としての業務を行おうとする地域で発行される日刊紙に免許申請の意思を公告しなければならないとのことである。

出典

土地・不動産の所有権

Constitution of Uganda Land ACT (1998)


土地・不動産の登記

Ministry of Land, Housing & Urban Development「THE UGANDA NATIONAL LAND POLICY


不動産事業を行う際の免許制度

Real Estate Agents Bill-2013

不動産の取引に関する制度

消費者保護(インスペクション、瑕疵対応、その他)

現在、ウガンダには消費者保護に関する法律はない。しかし、物品販売法(商品の品質を扱う)、税関管理法(輸入制限や輸入禁止を扱う)、国家薬物政策・当局法など、消費者保護のある側面を扱う法律はある。

不動産行政の方向性(新築・中古、長期・短期、持家・借家)

ウガンダの人口の3分の2以上が直面している最も広範な課題の1つは、依然として住宅の供給である。ウガンダの都市部の世帯の60%以上を占める低所得世帯にとって、正規の住宅経済へのアクセスは容易ではない。ウガンダでは、約240万戸の住宅が不足している。

    政府の主な対策
  • 国家住宅建設公社(NHCC)、国家社会保障基金(NSSF)、最近ではブガンダ王国が海外投資家と共同で低価格の住宅を積極的に導入している。
  • 政府はまた、住宅関連の重要なインフラやサービス用地の開発を通じて、住宅価格の安さへの取り組みにますます力を注いでいる。

不動産金融(住宅ローンの実態、ローン審査、担保評価)

住宅ローン金利の平均値 19.8% (2018)、17% (2020)

不動産のリース(期間、延長・解除の是非)

土地法によると、政府による借地は99年を超えてはならない。また、非市民が取得した5年以上の借地権は、所有権登記法に従って登記しなければならない。

出典

不動産行政の方向性

Affordable housing in UGANDA(2016年2月)


不動産金融

World bank「Lending interest rate (%)

CAHF、Reall「UGANDA Affordable housing in UGANDA


不動産のリース

Kenya Law「Land Act (1998)

不動産に関する税制

不動産取得に関する税制

〔キャピタルゲイン税〕

資産の譲渡によって発生する利益の金額に対し、30%の税率で課される。

〔印紙税〕

印紙税は、特定の文書および取引に対し、表面税率または(価格に応じた)従価税率で課される。株式の譲渡時には、1.5%の印紙税を支払わなければならず、一方、株式資本の増額時および上場会社の株式の譲渡時には、0.5%の印紙税を支払わなければならない。

不動産保有に関する税制

〔Land rates tax〕

カンパラ首都圏自治体では、500万シリング以下の収益を上げる物件については課税価格の4%、500万シリングの収益を上げる物件については6%である。

その他税制(租税条約等)

日本との二重課税防止協定なし。

出典

キャピタルゲイン税、印紙税、不動産取得に関する税制、その他

日本貿易振興機構(JETRO)「ウガンダ事業設立ハンドブック (2021年3月)


不動産保有に関する税制

The Independent「KCCA passes new property tax rates

不動産取引に関する外国人及び外国資本に対する規制

就労ビザ、長期滞在について

〔外国人就業規則〕

出入国管理法によれば、ウガンダで就労しようとするすべての外国人は、有効な就労許可を申請し、これを所持しなければならない。出入国管理規則(Immigration Regulations)は、各種の就労許可について規定している。通常、就労許可は、証明書のかたちで発行され、申請者のパスポートに証印が押される。
就労許可の区分は、出入国管理規則の別表4(fourth schedule)に定められA類からG類までがある。

外国人による不動産の取引について

憲法によりウガンダ市民にのみ土地所有権が付与されており、外国人は土地の自由保有権を所有することはできない。外国人は通常5年から99年のリースが可能。

出典

日本貿易振興機構(JETRO)「ウガンダ事業設立ハンドブック」(2021年3月)

Spectrum Real Estate Solutions「Can foreigners buy property in Uganda

不動産業者に関する情報

主な国内不動産業者

〔仲介業〕

不動産業(住宅販売等を含む)を展開する主な日系企業

日系企業の進出はない(2020年10月時点)

出典

不動産業(住宅販売等を含む)を展開する主な日系企業

外務省「海外進出日系企業拠点数調査」(2020年10月時点)

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