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エチオピア

基礎情報

基本事項

国・地域名

エチオピア連邦民主共和国(Federal Democratic Republic of Ethiopia)

面積

109.7万平方キロメートル

人口

約1億1,207万人(2019年:世銀)

首都

アディスアベバ(Addis Ababa)

民族

オロモ族、アムハラ族、ティグライ族、ソマリ族等約80の民族

言語

アムハラ語、オロモ語、英語等

宗教

キリスト教、イスラム教他

出典

外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ」(2020年12月14日)

政治体制

政体

連邦共和制

元首

サヘレウォルク・ゼウデ 大統領(Mrs. Sahle- WorZewde)(2018年10月就任、任期6年)

議会

二院制(人民代表議会〔下院〕と連邦議会〔上院〕)

出典

外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ」(2020年12月14日)

経済

主要産業

農業(穀物、豆類、コーヒー、油糧種子、綿、サトウキビ、ジャガイモ、チャット〈エチオピア原産の常緑広葉樹〉、花卉、皮革〈牛、羊、山羊〉)

名目GDP(10億米ドル)

80.2(2018年)、92.6(2019年)、96.6(2020年)

一人当り名目GDP(米ドル)

852(2018年)、968(2019年)、994(2020年)

実質GDP成長率(%)

7.70(2018年)、9.04(2019年)、6.06(2020年)

消費者物価上昇率(%)

13.83(2018年)、15.84(2019年)、NA(2020年)

貿易額(100万米ドル)

〔輸出〕

2,774(2018年)、3,198(2019年)、3,319(2020年)

〔輸入〕

24,097(2018年)、24,203(2019年)、21,503(2020年)

(通関ベース)

主要貿易品目

〔輸出〕

コーヒー、油糧種子、切り花

〔輸入〕

機械類、自動車、電化製品

(外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ」)

貿易相手国

〔輸出〕

中国、サウジアラビア、米国、UAE、イスラエル

〔輸入〕

中国、米国、インド、クウェート、トルコ

(外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ」)

対日貿易(100万米ドル)

〔輸出〕

87 (2018年)、114 (2019年)、88 (2020年)

〔輸入〕

227(2018年)、410(2019年)、408(2020年)

主要対日貿易品目

〔日本の主要輸出品目〕

輸送用機器(77.9%)
一般機械(8.0%)
鉄鋼(5.7%)

〔日本の主要輸入品目〕

食料品(コーヒー、ゴマなど)(71.7%)
原料品(26.3%)

(財務省「貿易統計」)

通貨

ブル(BIRR)

為替レート

1米ドル=約51ブル(2022年3月)

在留邦人

92人(2020年10月現在)

日系企業数

11社(2019年、外務省)

出典

主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、通貨、為替レート

外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ」(2020年12月14日)


名目GDP、一人当り名目GDP、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易額、対日貿易

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る エチオピア 基礎的経済指標」(2021年8月13日)


主要対日貿易品目、日本からの直接投資、在留邦人、日系企業

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る エチオピア 概況 日本との関係」(2021年8月13日)

労働力関係

失業率(%)

2%(2019年)

労働時間

法律は、法定労働時間を最長で週48時間とし、24時間の休憩、及び時間外労働に対する割増賃金を定めており、過剰で強制的な残業を禁じている。
雇用主が残業を行わせるには4つの前提条件があり、それは仕事の緊急性、危険性、従業員の欠勤、及び代替案の欠如である。
更に、雇用主は従業員に、1日2時間、月20時間及び年間100時間を超える残業をさせることはできない。

賃金(米ドル)

アディスアベバ
  • ワーカー(一般工職):46.19(月額)
  • エンジニア(中堅技術者):NA
  • 中間管理職(課長クラス):NA
  • スタッフ(一工職):249.32(月額))

法定最低賃金

法律で定められていない。

出典

失業率

外務省「各国・地域情勢 エチオピア 基礎データ


労働時間

出入国在留管理庁「エチオピア人権報告書 2019 年版


賃金、最低賃金

日本貿易振興機構(JETRO)「投資コスト比較 アディスアベバ(エチオピア)

生活環境

気候

気候は小雨季(2月~5月)、大雨季(6月~9月)、乾季(10月~1月)に分かれている。首都アディスアベバは、標高2,400mの高地にあるため、年間を通して最高気温25℃前後、最低気温15℃前後であり、日較差があり朝晩は冷え込むが、その緯度に比して過ごしやすい気候である。また、広大な国土は高低差に富み平均気温が50℃と極めて暑い地域もある。

治安、危険度、医療

〔治安〕

近年、政治改革の機運が高まっている一方、首都アディスアベバにおいては、物価上昇による生活苦や仕事に就けない若い世代の増加を背景として、犯罪の発生件数が毎年高い数値で推移している。

特に、強盗目的の侵入、スリや車上狙い等の窃盗は、外国人や富裕層だけではなく、ごく一般的なエチオピア人も被害に遭っている。

また、政治的要因による暴動や爆発事件なども発生している。さらに、近年の交通量の増加にともない、交通事故発生件数も増加傾向にある。

〔危険度〕

エリトリア、ソマリア、スーダンとの国境地帯、ティグライ州、アムハラ州の一部(ティグライ州との州境地帯)、アファール州の一部(ティグライ州との州境地帯、キルバティ地区)、オロミア州東西ウェレガ地区、ケレム・ウェレガ地区及びホログドゥル・ウェレガ地区、ベニシャングル・グムズ州カマシ地区及びメテケル地区
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

オロミア州イルバボール地区、グジ地区、ガンベラ州(ガンベラ市を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

アムハラ州北ゴンダール地区、中央ゴンダール地区、西ゴンダール地区、ワグヒメラ地区、北ウォロ地区、南ウォロ地区、オロミアゾーン地区、北シェワ地区、ベニシャングル・グムズ州アソサ地区
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き下げ)

アファール州の上記以外の地域、アムハラ州の上記以外の地域、オロミア州ボレナ地区、東西ハラルゲ地区、バレ地区、ガンベラ州ガンベラ市、ソマリ州(ソマリアとの国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)

首都アディスアベバを含む上記以外の地域
レベル1:十分注意してください。(引き下げ)

〔医療〕

当地の医療水準も同様で、極めて低く厳しいレベルに留まる国と言わざるを得えない。現地の人々が利用する医療施設は、ヘルスセンター(ヘルスポスト)と呼ばれる看護師中心の施設と、医師が常駐する病院、さらに大学病院等の高次病院とあるが、公立病院の施設・設備は概して邦人の利用に堪えないと言わざるを得ず、私立病院の利用が推奨される。

私立病院では英語による意思疎通が可能と思われるが、日本語医療通訳を置く施設はない。首都を中心に、既存の私立病院は徐々に機能を拡充させ、新しい病院も名を連ねるようになったものの、日本と同様の高度医療を、十分な規模で提供できる病院はない。

具体的には、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞や重度外傷などで緊急に救命処置を要する状況では、エチオピアの最高の医療資源を使っても助からない可能性が高く、海外旅行者保険に付帯する緊急移送サービスなどを利用して近隣の医療先進国に搬送されることが、唯一の命綱となり得る場合があると知って予め準備する必要がある。

宗教・慣習等の留意点

独自の文化(暦・時間・文字等)が発展した歴史の古い国である。国民は宗教を大切にしており、年間を通じ宗教行事が複数あり、肉類や卵を食べない時期があるなど、独特の習慣もある。

出典

気候、医療

外務省「世界の医療事情 エチオピア」(2020年10月)


危険度

外務省「海外安全ホームページ エチオピアの危険情報」(2022年3月)


治安、宗教・慣習等の留意点、危険度

外務省「海外安全ホームページ 安全対策基礎データ エチオピア」 (2021年3月30日)

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