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トルコ

基礎情報

基本事項

国・地域名

トルコ共和国(Republic of Turkey)

面積

780,576km2

人口

83,154,997人(2019年、トルコ国家統計庁)

首都

アンカラ

民族

トルコ人

(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等)

言語

トルコ語(公用語)

宗教

イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。

その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒等。

出典

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2018年12月21日)

政治体制

政体

共和制

元首

レジェップ・タイップ・エルドアン大統領(2018年6月24日就任:任期5年)

議会

一院制 (600議席 任期5年 拘束式比例代表制)

出典

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2018年12月21日)

経済

主要産業

サービス業(56.5%)、工業(21.8%)、農業(6.4%)(トルコ財務省)

名目GDP(10億米ドル)

852.6(2017年)、 771.3(2018年)、743.7(2019年)

一人当り名目GDP(米ドル)

10,551(2017年)、9,405(2018年)、8,958(2019年)

実質GDP成長率(%)

7.47(2017年)、2.83(2018年)、0.25(2019年)
※2017年は推定値

消費者物価上昇率(%)

11.14(2017年)、16.33(2018年)、15.18(2019年)

貿易額(100万米ドル)

〔輸出〕

156,993(2017年)、167,921(2018年)、180,836(2019年)

〔輸入〕

233,800(2017年) 223,047(2018年)、210,343(2019年)

主要貿易品目

〔輸出〕

自動車・部品(15.8%)、、貴金属類(9.3%)、ニット衣類(9.0%)、機械類(6.3%)

〔輸入〕

貴金属(13.9%)、化学製品(13.2%)、機械類(7.0%)、自動車・部品(6.7%)

(トルコ国家統計庁)

貿易相手国

〔輸出〕

ドイツ(9.8%),英国(8.2%),イラク(5.4%)…日本(0.3%,第62位)

〔輸入〕

ドイツ(9.2%)、英国(6.2%)、イラク(5.7%)…日本(0.3%、第63位)

(トルコ経済省)

対日貿易(100万米ドル)

〔輸出〕

335(2015年)、354(2016年)、412(2017年)、756(2018年)、767(2019年)

〔輸入〕

3,140(2015年)、3,944(2016年)、4,282(2017年)、3,198(2018年)、2,515(2019年)

主要対日貿易品目

〔輸出〕

電気機器(27.4%)
一般機械(23.6%)
輸送用機器(21.4%)

〔輸入〕

食料品(30.4%)
衣服(16.3%)
原料別製品(12.0%)

(2019年)(財務省「貿易統計」)

日本からの直接投資(億円)

2016年 522億円
2017年 475億円
2018年 301億円
2019年 694億円

日本銀行「国際収支統計(業種別・地域別直接投資)」

通貨

トルコ・リラ

為替レート

トルコ・リラ=約14円(2020年9月時点)

在留邦人

1,815名(外務省在留邦人数統計 2018年10月)

日系企業数

193社(2017年10月1日現在)

出典

主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、通貨、為替レート、在留邦人

外務省「各国・地域情勢 トルコ 基礎データ」(2018年12月21日)


名目GDP、一人当りGDP、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易額、対日貿易

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 基礎的経済指標」(2021年08月13日)


日本からの直接投資

財務省「貿易統計 地域(国)別輸出入時系列表


主要対日貿易品目、日本からの直接投資、 日系企業数

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 概況 日本との関係」(2015年12月21日)

労働力関係

失業率(%)

10.30(2015年)、10.91(2016年)、11.02(2017年)

労働力の質

トルコには、若く豊富な労働力があり、高等教育を受けた若手労働者(高卒70万人/年、大卒60万人/年)が労働市場に供給されているため、雇用も比較的行いやすいものと考えられる。一方で、技術や経験を有する優秀な人材については、各企業で獲得に奔走している部分もあり、長期的な雇用が容易であるとは言えない。

労働時間

〔法定労働時間〕

週45時間

賃金(米ドル)

イスタンブール
  • ワーカー(一般工職)
  • 月額:535
  • エンジニア(中堅技術者)
  • 月額:1,072
  • 中間管理職(課長クラス)
  • 月額:2,017
  • スタッフ(一般職)
  • 月額:1,490

※ワーカー:オペレータークラス/エンジニア:エンジシア・チーフクラス/中間管理職:部長・課長クラス/スタッフ:上級スタッフ(大卒以上)(非製造業)

※金額はグロス、日本人会賃金実態調査

法定最低賃金

456(グロス)、360~384(ネット)(2021年1月1日発効)

出典

失業率

日本貿易振興機構(JETRO)「国・地域別に見る トルコ 基礎的経済指標」(2020年08月23日)


労働力の質、労働時間

国際協力銀行「トルコの投資環境」(2014年10月)第19章 労働事情


賃金、最低賃金

日本貿易振興機構(JETRO)「投資コスト比較 イスタンブール(トルコ)

生活環境

気候

国土の大半を占める内陸部は大陸性気候で寒暖の差が激しく、乾燥している。首都のアンカラは内陸部にあり、夏は40度、冬はマイナス20度近くになる。エーゲ海・地中海沿岸地方は、夏は乾燥して暑く、冬は温暖。黒海沿岸地方は、トルコで最も降水量が多い地域。東部の高原地帯は積雪があり、路面が凍結することもある酷寒地。

買い物、食事、住宅

〔買い物〕

アンカラ市内には大小多数のスーパーマーケットがあり、酒類も含めてたいていのものは入手できる。日本食材は、しょうゆ、豆腐以外ほとんど入手できないと考えた方がよい。

〔食事〕

アンカラ市内には多数のレストランがある。イタリア料理、フランス料理、中国料理、日本料理(寿司)を出す店が数軒ある。 アルコール類は許可制で置いていないところもあるため、目的によって店を選ぶ必要がある。

〔住宅〕

アンカラ市内には一戸建ての独立家屋は少なく、低層または15階くらいまでのアパート形式の住居が多い。外国人の多くはチャンカヤとガジオスマンパシャ地区(大使館や公邸が多い)に住んでいる。

治安、危険度、医療

    〔治安〕
  • 2007年以降,トルコ警察は犯罪統計を公表していないため,詳細の件数は不明だが,日本と比べると一般犯罪(特に窃盗事件)や凶悪犯罪(殺人,強盗)も数多く発生している。
  • 2015年7月以降、トルコ南東部を中心に各地でPKK(クルド労働者党)によるテロ活動が活発化しているほか、2016年に入りイスタンブールやアンカラにおいて、ISIL(イラク・レバントのイスラム国)、PKKの関連組織であるTAK(クルディスタン解放の鷹)による自爆テロの発生により、外国人や一般人が死亡している。
〔危険度〕

シリアとの国境地帯,イラクとの国境地帯の一部
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

ディヤルバクル県及びイラクとの国境地帯(レベル4の地域を除く)   
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

ハッカーリ県,シュルナク県,ハタイ県,キリス県,ガジアンテップ県,シャンルウルファ県,マルディン県(シリア及びイラクとの国境地帯を除く)   
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

イスタンブール県,東部11県(トゥンジェリ,エラズー,ビンギョル,ムシュ,ビトリス,ヴァン,ウードゥル,カルス,アール,エルズルム,エルジンジャン)及び南東部3県(バトマン,シールト,アドゥヤマン)   
レベル1:十分注意してください。(継続)

アンカラ中心部及びエセンボア空港 危険レベル解除(引き下げ)

〔医療〕

アンカラ・イスタンブールでは医療水準は保たれているが、一部の病院を除き英語を解する医師がほとんどおらず、受診の際はトルコ語の通訳が必要である。なおAcil(アジル)と呼ばれる救急は24時間受診可能。医療費は欧米並みに高額であり、事前に旅行保険への加入が望まれる。

宗教・慣習等の留意点

〔宗教〕

国民のほとんどがイスラム教徒であり、イスラム教に対する批判はもちろんのこと、宗教論議は行わない方が無難である。

〔服装〕

主として農村部や南東部県等、宗教色の強い保守的な地域では、肌を過度に露出するような服装は控えた方が無難である。また、モスク(寺院)など宗教的な施設を訪れる際には、女性は頭にスカーフの着用を求められる。

〔飲酒〕

飲酒は都市部や観光地では比較的自由で、酒類を提供するレストランもあるほか、商店でも購入可能である。ただし、 飲酒運転、泥酔・めいていするなどの他人への迷惑行為は処罰の対象となる。

出典

気候

厚生労働省検疫所 「FORTH 海外で健康に過ごすために 国・地域別情報 トルコ

買い物、食事、住宅

国際協力機構(JICA)「世界の様子(国別生活情報)欧州 トルコ アンカラ生活情報」(2011年)


治安、宗教・慣習等の留意点、危険度

外務省「海外安全ホームページ トルコ 安全対策基礎データ」(2018年11月02日)


医療

外務省「世界の医療事情 トルコ」(2016年10月01日)

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