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マダガスカル

基礎情報

基本事項

国・地域名

マダガスカル共和国(Republic of Madagascar)

面積

58.7万平方キロメートル

人口

2,769万人(2020年、世銀)

首都

アンタナナリボ(Antananarivo)

民族

アフリカ大陸系、マレー系、部族は約18(メリナ、ベチレオ他)

言語

マダガスカル語、フランス語(共に公用語)

宗教

キリスト教、伝統宗教、イスラム教

出典

外務省「各国・地域情勢 マダガスカル 基礎データ」(2021年08月31日)

政治体制

政体

共和制

元首

アンジ・ニリナ・ラジョリナ大統領(Andry Nirina RAJOELINA)

議会

二院制

出典

外務省「各国・地域情勢 マダガスカル 基礎データ」(2021年08月31日)

経済

主要産業

農林水産業、鉱山業、観光業

名目GDP(10億米ドル)

13.76(2018年)、14.11(2019年)、13.18(2020年)

一人当り名目GDP(米ドル)

518(2018年)、512(2019年)、461(2020年)

実質GDP成長率(%)

3.19(2018年)、4.41(2019年)、△6.12(2020年)

消費者物価上昇率(%)

3.91(2018年)、5.62(2019年)、4.19(2020年)

貿易額(100万米ドル)

〔輸出〕

5,908(2015年)、5,695(2016年)、 5,696(2017年)

〔輸入〕

16,096(2015年)、14,101(2016年)、16,652(2017年)

(通関ベース)

主要貿易品目

〔輸出〕

バニラ、ニッケル

〔輸入〕

原材料、機械類、消費財

貿易相手国

〔輸出〕

フランス、米国、韓国、インド、日本

〔輸入〕

中国、フランス、アラブ首長国連邦、南アフリカ、モーリシャス

対日貿易(億円)

〔輸出〕

127.3 (2020年)

〔輸入〕

9.4(2020年)

主要対日貿易品目

〔日本の主要輸出品目〕

ニッケル
コバルト
香辛料類(バニラ、クローブ)
衣類
魚介類

〔日本の主要輸入品目〕

自動車
医薬品
タイヤ等ゴム製品

通貨

アリアリ

為替レート

1米ドル=約4,000アリアリ(2022年時点)

在留邦人

123人(2020年10月現在)

日系企業数

13社(2020年10月、外務省)

出典

主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、通貨、為替レート、主要対日貿易品目、在留邦人

外務省「各国・地域情勢 マダガスカル 基礎データ」(2021年08月31日)


名目GDP、一人当り名目GDP、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易額、対日貿易

IMF「 World Economic Outlook Database」(2021年10月)


日系企業数

外務省「海外進出日系企業拠点数調査」(2020年)

労働力関係

失業率(%)

1.8 (2018年)、1.9 (2019年)、2.5(2020年)

労働時間

標準的な週労働時間は40時間で、1日8時間である。
残業代は、最初の8時間は基本給より130%高く、その後は150%高くなる。
夕方の仕事は130%、週末の仕事は140%、祝日は150%である。

賃金

マダガスカル最低賃金は 非農業労働者の場合、月あたり133,013.40マダガスカルアリアリ、時給あたり767.40アリアリである。農業労働者の場合、月あたり134,920.00アリアリ、時間当たり674.60アリアリである。

法定最低賃金

マダガスカルの最低賃金は、従業員が働く業界によって決定される。ボーナスは必須ではないが、一般的に支給される。

出典

失業率

ILO「Where is the unemployment rate the highest?


労働時間

Elements Global Services「MADAGASCAR Employer of Record


賃金、最低賃金

Minimum-Wage.org

生活環境

気候

気候に関しては、乾季(4月~10月)と雨季(11月~3月)に分かれ、12月~2月は暴風雨(サイクロン)の来襲により水害が発生することがある。マダガスカルの気候は、東海岸・中央高地・西海岸の3地帯で異なる。首都のある中央高地は涼しく、マラリアの発生は稀である。東海岸地域では通年高温多湿の熱帯性気候でマラリアの発生も高頻度である。西海岸地域は、乾季は温暖・乾燥であるが、雨季は高温多湿でマラリアも多く発生している。

治安、危険度、医療

〔治安〕

首都アンタナナリボ市内のみならず、マダガスカル全土において武装強盗が発生し、地方都市においても凶悪事件が発生している。スリ、ひったくり、置き引き、車上狙い等も依然として発生しており、マダガスカル人富裕層のみならず、外国人や観光客も被害に遭っている。2020年3月以降、新型コロナウイルス対策の一環で外出規制や国境封鎖等の措置がとられたことにより、経済活動が低迷し、失業者が増加したため、経済的な困窮に起因する犯罪が増加しているとも言われている。なお、コロナの流行の影響による外国人排斥等の動きや、外国人を標的とする犯罪は特段確認されていない。マダガスカル全土において誘拐事件が多く発生しており、2020年には、公開情報だけでも年間142件が報告されている。これらの事件は身代金目的の犯行が大半を占めているが、被害者が殺害される事案も発生しているので十分に注意する必要がある。

〔危険度〕

全土 レベル1:十分注意してください。(継続)

〔医療〕

医療水準は非常に低く、邦人が安心して利用できる医療施設はない。但し、マプト市内には富裕層や在留外国人などを主な顧客としている病院がいくつか存在し、簡単な治療や検査のみならば利用可能である。しかし長期間の入院や手術が必要な場合には十分対応できないので、南アフリカ等、他の医療先進国で治療を受けることが推奨される。特に地方都市では病院設備・診療体制ともに不十分であるため、速やかに南アフリカなどへの搬送を検討しなければならない。緊急医療搬送には多額の費用がかかるため、当国滞在中は海外旅行傷害保険等(なるべく高額の保障を伴うもの)に加入して病気や怪我に備えることが必要である。

私立病院では入院に先立って高額のデポジットを要求されることが普通であるため、緊急時の支払い方法を考慮しておく必要がある。また、海外旅行傷害保険に加入しても、日本の保険会社の支払い保証が適用されないことがあるため、保険加入時に保険会社指定の医療機関が当地にあるかの確認が必要である。

宗教・慣習等の留意点

公用語はマレー系のマダガスカル語とフランス語。英語は2010年の投票により公用語から外された。学校教育における言語はフランス語で大半の国民はフランス語を流暢に話すことができる。

宗教は、キリスト教41%、伝統宗教52%、イスラム教7%。マダガスカルの各地方には多くの儀式、伝統、伝承、そしてタブーがあり、全般に、伝統文化の基礎には先祖への尊敬がある。そういった古くからの風習やしきたりの残っている村落や田舎を訪れる際には現地のタブーや禁止事項を尊重する必要がある。

出典

気候、医療

外務省「在外公館医務官情報 マダガスカル」(2020年10月)


危険度

外務省「マダガスカル 危険・スポット・広域情報 」(2020年10月)


治安、宗教・慣習等の留意点

keynoters「マダガスカル基本情報

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