＜PORT2030において実現していく施策について＞

1. グローバルバリューチェーンを支える海上輸送網の構築 3. 列島のクルーズアイランド化 5. 新たな資源エネルギーの受入・供給等の拠点形成 7. 情報通信技術を活用した港湾のスマート化・強靱化

2. 持続可能で新たな価値を創造する国内物流体系の構築 4. ブランド価値を生む空間形成 6. 港湾・物流活動のグリーン化～CO2排出源・吸収源対策～ 8. 港湾建設・維持管理技術の変革と海外展開

  １．グローバルバリューチェーンを支える海上輸送網の構築
・東南アジア等へのシャトル航路を戦略的な重要航路として、主要港からの直航サービスを強化
・国際コンテナ戦略港湾の更なる機能強化、国内外からの集貨を促進（※）
・国際フェリー・RORO航路など多様な速度帯での重層的サービスを提供

（１．の関連プロジェクト）
・国際コンテナ戦略港湾（※）


  ２．持続可能で新たな価値を創造する国内物流体系の構築
・自動離着岸、自動決済、GPS等によるシャーシ管理システムなどを実装した「次世代高規格ユニットロードターミナル」の形成
・内航海運の生産性向上を進めるため、国・地域・改革に意欲的な運航事業者による連携体制の構築、先導的取組の推進
・産地と連携した農林水産品の輸出・移出促進のための港湾強化

（２．の関連プロジェクト）
・次世代高規格ユニットロードターミナル
・農林水産物・食品輸出

  ３．列島のクルーズアイランド化
・国際クルーズ拠点の形成と合わせ、フライ＆クルーズ等の我が国発着クルーズを拡大、港の観光コンテンツを充実、訪日外国人旅行客の満足度向上

（３．の関連プロジェクト）
・クルーズ振興
・保安対策・PSカード

  ４．ブランド価値を生む空間形成
・民間資金を活用したマリーナ開発や長期の水域利用と一体となった臨海部空間の再開発、水上交通による回遊性の強化
・様々な観光資源の発掘・磨き上げ、快適な観光の提供等を通じた訪日外国人旅行客の満足度向上、地域への経済効果の最大化

（４．の関連プロジェクト）
・みなとオアシス
・海岸行政

  ５．新たな資源エネルギーの受入・供給等の拠点形成
・設備更新と合わせたインフラの改良・強靱化、共同輸送の促進、大型船受入拠点の最適配置
・新エネルギーの供給、海洋資源の開発・利用のための活動・支援拠点の形成

（５．の関連プロジェクト）
・国際バルク戦略港湾
・カーボンニュートラルポート（CNP）の形成
・洋上風力の導入促進
・ＬＮＧバンカリング拠点の形成

  ６．港湾・物流活動のグリーン化～CO2排出源・吸収源対策～
・洋上風力発電、輸送機械の低炭素化やブルーカーボン活用等による「カーボンフリーポート」の実現
・シンガポールとの連携によるLNG供給の国際ネットワークの構築、その推進のためのLNGバンカリング拠点の形成
 
（６．の関連プロジェクト）
・カーボンニュートラルポート（CNP）の形成＜再掲＞
・洋上風力の導入促進＜再掲＞
・ブルーカーボン
・その他海洋・環境施策

  ７．情報通信技術を活用した港湾のスマート化・強靱化
・世界最高水準の生産性を有する「ヒトを支援するAIターミナル」を形成
・港湾の手続、その他物流情報を電子化、手続の省力化、データの利活用を通じた効率化
・港湾施設の被災状況の早期把握、早期復旧

（７．の関連プロジェクト）
・ヒトを支援するAIターミナル
・サイバーポート
・防災・減災、国土強靱化
・保安対策・PSカード＜再掲＞


  8. 港湾建設・維持管理技術の変革と海外展開
・CIM（※）やAR（拡張現実）の導入等による港湾分野のi-Constructionの推進、点検業務の効率化・迅速化、港湾建設における安全性向上
※CIM：Construction Information Modeling / Managements

（８．の関連プロジェクト）
・維持管理・技術関係
・港湾におけるi-Construction
・海外港湾物流プロジェクト協議会

 

●「PORT 2030」を受けた地方整備局等が策定する中長期計画
・北海道港湾2050 ～グリーン＆デジタルな北海道港湾～
・東北港湾ビジョン ～行動する東北！東北港湾ＡＣＴ構想～
・北陸港湾ビジョン ～日本海北前船構想2030～
・伊勢湾の港湾ビジョン
・大阪湾港湾の基本構想～スマートベイの実現を目指して～
・中国地域港湾の中長期構想
・四国港湾ビジョン 2040 ～ 「効・創・適」 新しい港の様式 ～
・九州管内港湾の中長期構想（KYUSHUコネクトポート構想）
　～ヒト、コト、モノを繋ぎ、流れが変わる！～