地球温暖化の進行がもたらす気候変動等により懸念される影響は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減と吸収対策を最大限実施したとしても完全に避けられず、影響に備えるための「適応」が必要だとされています。
こうした中、国土交通省は、国土の保全をはじめ多様な分野を所管し、安全・安心な国土・地域づくりにおいて大きな役割を担うことから、昨年度より、国土交通省環境政策推進本部において適応策を検討するとともに、社会資本整備審議会環境部会・交通政策審議会交通体系分科会環境部会でご審議いただく等、適応計画の検討を進めてまいりました。また、平成27年9月から検討が開始された政府の適応計画にも、国土交通省の検討内容を反映する等の作業を進めてまいりました。
平成27年11月27日、気候変動の影響への適応計画が閣議決定されたことに伴い、国土交通省が実施する適応策をまとめた「国土交通省気候変動適応計画」を公表しました。