航空：イレギュラー運航の発生状況（平成２５年１２月）

イレギュラー運航の発生状況（平成２５年１２月）

（航空運送事業の用に供される航空機（最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの）

	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1	12月2日	日本エアコミューター	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式DHC-8-402型	JAC2341	大阪国際空港	出雲空港	出雲空港	進入中、脚下げ操作を実施したが、脚が確実に下りていないことを示すライトが点灯したままとなったため、機内及び地上から脚が下りていることを確認したうえで着陸し、滑走路上で停止した。その後、当該機が牽引車により駐機場へ移動するまで滑走路が閉鎖された。
2	12月3日	新中央航空	トﾞルニエ式Dornier228-212型	CUK205	調布飛行場	新島空港	調布飛行場	離陸直後に第2エンジンの燃料料流量計の指示が不安定となったため引き返した。
3	12月7日	日本エアコミューター	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式DHC-8-402型	JAC2436	宮崎空港	大阪国際空港	宮崎空港	上昇中、機体前方の貨物室扉が確実に閉じられていないことを示すライトが点灯したため引き返した。
4	12月8日	デルタ航空	ホﾞｰインクﾞ式767-300型	DAL9972	成田国際空港	アンカレッジ	成田国際空港	飛行中、乗員用の酸素供給装置の圧力が低下したことを示す計器表示があったため引き返した。
5	12月9日	エバー航空	エアハﾞス式A321-211型	EVA130	台北（桃園）	関西国際空港	関西国際空港	進入中、ステアリングに不具合が発生したことを示す計器表示があったため、着陸後、誘導路上で停止した。当該機が自走により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。
6	12月9日	オリエンタルエアブリッジ	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式DHC-8-201型	ORC47	長崎空港	壱岐空港	長崎空港	降下中、ピトー管の防氷装置に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。
7	12月10日	ハワイアン航空	ホﾞｰインクﾞ式767-300型	HAL460	ソウル（仁川）	ホノルル	東京国際空港	飛行中、気象レーダーに不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。
8	12月12日	日本エアコミューター	サｰフﾞ式SAAB340B型	JAC2347	大阪国際空港	出雲空港	大阪国際空港	上昇中、第1エンジンの防氷装置に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。
9	12月12日	全日本空輸	エアハﾞス･インタﾞストリｰ式A320-200型	ANA897	東京国際空港	庄内空港	東京国際空港	飛行中、第2エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
10	12月13日	全日本空輸	ホﾞｰインクﾞ式767-300型	ANA8514	香港	成田国際空港	東京国際空港	進入中、方向舵に不具合が発生したことを示す計器表示があった。横風が当該計器表示があった場合に付加される着陸時の横風制限に抵触するため、目的地を変更した。
11	12月14日	ジャルエクスプレス	ホﾞｰインクﾞ式737-800型	JAL1265	東京国際空港	秋田空港	新千歳空港	進入中、高揚力装置（フラップ）に不具合が発生したため目的地を変更した。
12	12月15日	英国航空	ホﾞｰインクﾞ式777-300ER型	BAW6	成田国際空港	ロンドン	成田国際空港	飛行中、操縦室内で異臭が発生したため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。	到着後の点検の結果、火災の痕跡は認められなかった。
13	12月17日	ジェイエア	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式CL-600-2B19型	JAL2173	大阪国際空港	秋田空港	大阪国際空港	上昇中、ブレーキの温度を検知するセンサーに不具合が発生したため引き返した。
14	12月19日	フェデラル・エクスプレス	タﾞクﾞラス式MD-11F型	FDX4	関西国際空港	成田国際空港		離陸滑走中、異音が発生したため離陸を中止し、自走にて駐機場に移動した。その後、滑走路を点検したところ、当該機の部品の一部が発見されたため、当該部品を回収する間、滑走路が閉鎖された。
15	12月19日	日本エアコミューター	サｰフﾞ式SAAB340B型	JAC2323	大阪国際空港	但馬飛行場	大阪国際空港	上昇中、除氷系統の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。
16	12月21日	ANAウイングス	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式DHC-8-402型	ANA1839	中部国際空港	秋田空港	新潟空港	飛行中、機体が動揺し、機体後方左側の乗降用扉付近にいた客室乗務員が同扉に接触した際、操縦室において同扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったことから目的地を変更した。
17	12月22日	全日本空輸	ホﾞｰインクﾞ式787-8型	ANA871	東京国際空港	秋田空港	東京国際空港	空中待機中、空調系統の防氷装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
18	12月28日	ジェイエア	ホﾞンハﾞルテﾞｨア式CL-600-2B19型	JAL2827	新千歳空港	秋田空港	新千歳空港	空中待機中、高揚力装置（フラップ）に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
19	12月29日	ユナイテッド・パーセル・サービス	マクトﾞネル･タﾞクﾞラス式MD-11F型	UPS77	シンセン（中国）	関西国際空港	関西国際空港	進入中、機長が第3エンジンの不具合を感じたため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸した。

注　：自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注２：外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。

国土交通省航空局安全部運航安全課: 電話 :03-5253-8111（内線50122）

イレギュラー運航の発生状況（平成２５年１２月）

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