航空

イレギュラー運航の発生状況(平成25年10月)

(航空運送事業の用に供される航空機(最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)  
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

10月1日

フィリピン航空

エアバス式A330-300型

PAL433

成田国際空港

セブ

成田国際空港

上昇中、前方貨物室扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。

 

2.

10月2日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC3801

鹿児島空港

沖永良部空港

鹿児島空港

離陸直後に3つある油圧系統のうち1系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

3.

10月3日

中華航空

エアバス式A330-300型

CAL220

台北(松山)

東京国際空港

東京国際空港

着陸した際、機体後方右側の荷物室扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため誘導路上に停止した。地上から当該扉が閉じられていることを確認し、当該機が自走にて駐機場に移動するまで滑走路が閉鎖された。

 

4.

10月4日

フィリピン航空

エアバス式A330-300型

PAL407

関西国際空港

マニラ

関西国際空港

離陸直後に機体前方右側の貨物室扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。

 

5.

10月10日

日本航空

ボーイング式787-8型

JAL442

モスクワ

成田国際空港

モスクワ

飛行中、化粧室等に電力を供給する装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

6.

10月10日

日本航空

ボーイング式787-8型

JAL65

サンディエゴ

成田国際空港

サンディエゴ

上昇中、第2エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

7.

10月11日

大韓航空

ボーイング式747-400F型

KAL8286

シアトル

ソウル(仁川)

新千歳空港

飛行中、貨物室内に火災が発生したことを示す計器表示があったため、遭難信号を通報のうえ目的地を変更し、遭難信号を取り消したうえ着陸した。

 

火災の痕跡は認められなかった。

8.

10月12日

日本航空

ボーイング式767-300型

JAL872

上海(浦東)

成田国際空港

福岡空港

上昇中、補助翼(エルロン)に不具合が発生したため目的地を変更した。

 

9.

10月13日

全日本空輸

ボーイング式767-300型

ANA8515

成田国際空港

アモイ(中国)

福岡空港

飛行中、機長席側の電子飛行計器装置(航空機の姿勢及び位置情報等を表示する装置)の表示に不具合が発生したため目的地を変更した。

 

10.

10月23日

日本航空

ボーイング式767-300型

JAL18

成田国際空港

バンクーバー

東京国際空港

上昇中、悪天候時に自動着陸を行うことができない旨の計器表示があったため目的地を変更した。

 

11

10月23日

デルタ航空

ボーイング式757-200型

DAL96

成田国際空港

グアム

成田国際空港

離陸直後に機内に煙のようなものと異臭が発生したため引き返し、着陸後に滑走路上で停止した。牽引車により当該機を駐機場へ移動するまで滑走路が閉鎖された。

 

"火災の痕跡は認められなかった。 "

12

10月25日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL2153

大阪国際空港

青森空港

大阪国際空港

上昇中、高揚力装置(フラップ)に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

13

10月28日

ユナイテッド航空

ボーイング式787-8型

UAL139

デンバー

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、機内の与圧が低下したことを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ、飛行高度を約11,000メートルまで降下させて飛行を継続した。

 

注 :自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注2:外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部運航安全課
電話 :03-5253-8111(内線50122)

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