航空

イレギュラー運航の発生状況(平成23年7月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

7月1日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA223

中部国際空港

福岡空港

中部国際空港

飛行中、機体前方の貨物室扉が確実に閉じていないことを示す計器表示があったため引き返した。

 

2.

7月1日

ジェイエア

エンブラエル式ERJ170-100STD型

JAL2435

大阪国際空港

宮崎空港

大阪国際空港

上昇中、機体左前方の扉が開いていることを示す計器表示があったため引き返した。

 

3.

7月1日

エアカナダ

エアバス式A330-300型

ACA004

成田国際空港

バンクーバー

成田国際空港

飛行中、第1エンジンの発電機に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。

 

4.

7月2日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2453

大阪国際空港

屋久島空港

鹿児島空港

上昇中、副操縦士席側のピトー管の防氷装置に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため目的地を鹿児島空港に変更した。

 

5.

7月6日

エアージャパン

ボーイング式767-300F型

ANA8421

那覇空港

バンコク

那覇空港

上昇中、飛行管理装置に不具合が発生したため引き返した。

 

6.

7月6日

アメリカン航空

ボーイング式777-200型

AAL169

ロサンゼルス

成田国際空港

成田国際空港

当該機は、離陸した際、左主脚のタイヤの一部が剥がれたが、そのまま飛行を継続し、成田国際空港に向け降下中、航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸した。

 

7.

7月10日

琉球エアーコミューター

デ・ハビランド式DHC-8-103型

RAC847

那覇空港

北大東空港

那覇空港

飛行中、離陸できる最大重量を超えて離陸したことが判明したため引き返した。

 

8.

7月17日

全日本空輸

ボーイング式777-300型

ANA289

福岡空港

新千歳空港

福岡空港

上昇中、前脚の格納扉が閉じていなかったため引き返した。

 

9.

7月19日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2406

鹿児島空港

大阪国際空港

鹿児島空港

飛行中、気象レーダーに不具合が発生したため引き返した。

 

10.

7月21日

ANAウイングス

ボーイング式737-500型

ANA1769

那覇空港

石垣空港

那覇空港

降下中、警報等が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

11.

7月23日

スカイネットアジア航空

ボーイング式737-400型

SNJ53

東京国際空港

宮崎空港

東京国際空港

上昇中、自動操縦装置に不具合が発生したため引き返した。

 

12.

7月25日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1674

福岡空港

大阪国際空港

福岡空港

離陸直後、前脚の格納扉が閉じていないことを示すライトが点灯したため引き返した。着陸後、誘導路上に停止した。その後、牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

 

13.

7月28日

ルフトハンザカーゴ

ダグラス式MD-11型

GEC8385

成田国際空港

クラスノヤルスク(ロシア)

成田国際空港

上昇中、対地接近警報装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

14.

7月29日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-314型

ANA1631

大阪国際空港

松山空港

大阪国際空港

離陸直後、第2エンジンの抽気系統の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。

 

15.

7月29日

ジェットスター・エアウェイズ

エアバス式A330-200型

JST15

ケアンズ

関西国際空港

関西国際空港

降下中、貨物室内に煙が発生したことを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ、着陸した。着陸後、誘導路に一時停止した。その後、自走で駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

着陸後の点検の結果、煙が発生した痕跡は認められなかった。

16.

7月30日

シンガポールエアラインズカーゴ

ボーイング式747-400F型

SQC7866

台北

成田国際空港

那覇空港

飛行中、貨物室内に火災が発生したことを示すライトが点灯したため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ目的地を変更した。着陸後、誘導路で停止した。その後、牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

着陸後の点検の結果、火災が発生した痕跡は認められなかった。

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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