航空：イレギュラー運航の発生状況（令和6年4月） - 国土交通省

イレギュラー運航の発生状況（令和6年4月）

（航空運送事業の用に供される航空機（最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの）

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1	4月2日	ユナイテッド・パーセル・サービス	ボーイング式747-400F型	UPS109	上海（浦東）	成田国際空港	成田国際空港	進入中、第1（左外側）エンジンに不具合が発生したため、緊急事態を宣言した。
2	4月3日	ソラシドエア	ボーイング式737-800型	SNJ65	東京国際空港	宮崎空港	東京国際空港	離陸直後に3つある油圧系統のうち1つの系統の作動油圧が低下したことを示すライトが点灯したため引き返した。
3	4月5日	全日本空輸	ボーイング式787-9型	ANA761	大阪国際空港	那覇空港	那覇空港	着陸滑走中、3つある油圧系統のうち1つの系統の作動油量が低下したことを示す計器表示があったため、滑走路付近の誘導路上で停止した後、自走により駐機場に移動した。滑走路点検の結果、作動油による汚損が確認されたため滑走路が閉鎖された。
4	4月10日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A321-251NX型	JJP335	成田国際空港	那覇空港	成田国際空港	上昇中、脚の制御系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
5	4月12日	全日本空輸	ボーイング式787-8型	ANA9412	アモイ（中国）	東京国際空港	関西国際空港	飛行中、第1(左側)エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、目的地を変更した。
6	4月17日	日本航空	エアバス式A350-1041型	JAL6	東京国際空港	ニューヨーク	東京国際空港	飛行中、操縦系統の一部（方向舵のアクチュエータ）に不具合が発生したことを示すメッセージが表示され引き返した。
7	4月18日	イースタン航空	ボーイング式767-300型	EAL9129	スービックベイ	シアトル（ボーイング・フィールド）	成田国際空港	飛行中、飛行管理システムの副操縦士席側の入出力ユニットの表示器に不具合が発生したため、目的地を変更した。
8	4月19日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP381	中部国際空港	那覇空港	成田国際空港	飛行中、空港でのプッシュバック時に使用した牽引車と航空機を連結させるトーバーの一部が損傷していることが判明したことから、当該機を点検するため、目的地を変更した。
9	4月20日	日本エアコミューター	ATR式42-500型	JAL3783	鹿児島空港	喜界空港	鹿児島空港	飛行中、機長席側の操縦室窓にひび割れが発生したため引き返した。
10	4月22日	アトラスエア	ボーイング式747-400F型	GTI8794	長沙（中国）	アンカレッジ	成田国際空港	上昇中、速度が低下していることを示す計器表示があったため、目的地を変更した。
11	4月24日	全日本空輸	ボーイング式787-8型	ANA71	東京国際空港	新千歳空港	新千歳空港	着陸後、滑走中、第2(右側)エンジンの逆推力装置及び3つある油圧系統のうち1つの系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、滑走路上で停止した。牽引車により移動し、滑走路の清掃作業が完了するまでの間、滑走路が閉鎖された。
12	4月29日	琉球エアーコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	RAC721	那覇空港	与那国空港	那覇空港	飛行中、プロペラの除氷系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。
13	4月29日	ジェットスター・ジャパン	エアバス式A320-232型	JJP503	成田国際空港	福岡空港	成田国際空港	離陸直後に副操縦士席側のピトー管の防氷装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
14	4月30日	Peach・Aviation	エアバス式A320-214型	APJ214	那覇空港	関西国際空港	那覇空港	上昇中、機体後方の貨物室扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。

注　：自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注２：外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。

国土交通省航空局安全部安全政策課: 電話 :03-5253-8111（内線50122）