航空

イレギュラー運航の発生状況(令和3年10月)

(航空運送事業の用に供される航空機(最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1

10月2日

ポーラーエアカーゴ

ボーイング式747-400F型

PAC937

成田国際空港

上海(浦東)

中部国際空港

離陸直後、火災が発生したことを知らせる警報が一時的に作動したが、火災が確認出来なかったため飛行を継続したところ、再度、警報が一時的に作動したことから、目的地を変更し、緊急事態を宣言の上着陸した。

到着後の点検の結果、火災の痕跡は認められなかった。

2

10月3日

ベトナム航空

エアバス式A350-941型

HVN320

ホーチミン

関西国際空港

関西国際空港

飛行中、2つある油圧系統のうち1つの系統の油圧の温度が上昇したことを示す計器表示があったため、B滑走路に着陸後、誘導路上の同滑走路の運用に支障が生ずる位置で停止した。当該機が牽引車により駐機場に移動を開始するまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

3

10月4日

全日本空輸

ボーイング式787-9型

ANA174

成田国際空港

ヒューストン

成田国際空港

飛行中、操縦系統の一部(スポイラー)に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

4

10月16日

日本航空

ボーイング式777-300ER型

JAL15

ロサンゼルス

東京国際空港

ロサンゼルス

離陸直後、機体に異音及び振動が発生し、第2(右側)エンジンの排気ガス温度が高いことを示す計器表示があったため、当該エンジンを停止させ、緊急事態を宣言の上引き返した。

 

5

10月20日

ポーラーエアカーゴ

ボーイング式747-400F型

PAC211

中部国際空港

上海(浦東)

中部国際空港

飛行中、補助動力装置に火災が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

到着後の点検の結果、火災の痕跡は認められなかった。

6

10月22日

全日本空輸

ボーイング式777-300ER型

ANA8

成田国際空港

サンフランシスコ

中部国際空港

上昇中、第1(左側)エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。

 

7

10月27日

AIRDO

ボーイング式737-700型

ADO128

函館空港

中部国際空港

函館空港

離陸直後、自動操縦装置に不具合が発生したため引き返した。

 

8

10月28日

ジェットスター・ジャパン

エアバス式A320-232型

JJP621

成田国際空港

鹿児島空港

成田国際空港

飛行中、脚の制御系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

9

10月28日

日本貨物航空

ボーイング式747-8F型

NCA202

香港

成田国際空港

那覇空港

飛行中、航空機内の気圧が通常よりも低下したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。

 

10

10月29日

全日本空輸

ボーイング式787-9型

ANA850

バンコク

東京国際空港

バンコク

飛行中、第1(左側)エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

11

10月30日

カーゴルックスイタリア

ボーイング式747-400F型

ICV5735

ミラノ

成田国際空港

成田国際空港

進入中、脚に不具合が発生したことを示す計器表示があったため復行し、緊急事態を宣言の上、A滑走路に着陸後、誘導路上の同滑走路の運用に支障を生ずる位置で停止した。当該機を牽引車により駐機場へ移動するまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

注 :自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注2:外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部運航安全課
電話 :03-5253-8111(内線50122)

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