航空

イレギュラー運航の発生状況(令和3年8月)

(航空運送事業の用に供される航空機(最大離陸重量が5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1

8月2日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA4841

新千歳空港

稚内空港

新千歳空港

飛行中、3つある油圧系統のうち1つの系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返し、着陸後、滑走路上で停止した。当該機を牽引車により駐機場へ移動させるまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

2

8月4日

ANAウイングス

ボーイング式737-800型

ANA579

中部国際空港

新石垣空港

中部国際空港

飛行中、3つある油圧系統のうち1つの系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

3

8月8日

オリエンタルエアブリッジ

デハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ式DHC-8-201型

ORC41

長崎空港

壱岐空港

長崎空港

離陸直後、2 つあるうちの1 つの無線通信機器に不具合が発生したため引き返した。

 

4

8月8日

ジェットスター・ジャパン

エアバス式A320-232型

JJP601

成田国際空港

大分空港

中部国際空港

離陸直後、ワイパー操作の運用限界速度を一時的に超過したため整備処置を鑑み目的地を変更した。

 

5

8月8日

ジェイエア

エンブラエル式ERJ190-100STD型

JAL3530

仙台空港

福岡空港

福岡空港

進入中、ステアリングに不具合が発生したことを示す計器表示があったため、着陸後、誘導路上で停止した。滑走路の運用に支障を生ずるため、当該機を牽引車により駐機場に移動するまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

6

8月10日

ジェットスター・ジャパン

エアバス式A320-232型

JJP619

成田国際空港

熊本空港

成田国際空港

飛行中、第1(左側)エンジンの制御系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

7

8月11日

日本貨物航空

ボーイング式747-8F型

NCA627

成田国際空港

香港

成田国際空港

飛行中、高揚力装置(フラップ)に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

8

8月14日

エアカナダ

ボーイング式777-300ER型

ACA026

ソウル(仁川)

バンクーバー

成田国際空港

飛行中、客室乗務員1名が体調不良となったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ、目的地を変更した。

 

9

8月15日

全日本空輸

ボーイング式787-8型

ANA91

東京国際空港

新石垣空港

那覇空港

飛行中、ブレーキ系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、目的地を変更し、着陸後、滑走路上で停止した。当該機を牽引車により駐機場に移動させるまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

10

8月17日

フェデラルエクスプレス

マクドネル・ダグラス式MD-11F

FDX5159

広州

関西国際空港

関西国際空港

飛行中、3つある油圧系統のうち1つの系統の作動油量が低下したことを示す計器表示があったため、緊急事態を宣言のうえ着陸後、滑走路上で停止した。当該機を牽引車により駐機場に移動させるまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

11

8月23日

新中央航空

ルアグ式Dornier228-212型

CUK303

調布飛行場

神津島空港

調布飛行場

飛行中、第1(左側)エンジンの回転数を示す計器表示に不具合が発生したため引き返した。

 

12

8月27日

スターフライヤー

エアバス式A320-214型

SFJ20

関西国際空港

東京国際空港

関西国際空港

離陸直後、3つある油圧系統のうち1つの油圧系統の作動油量及び圧力が低下したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

13

8月29日

カーゴジェット・エアウェイズ

ボーイング式767-300型

CJT1328

成田国際空港

バンクーバー

バンクーバー

離陸した際、機体尾部のテールスキッドが滑走路面に接触したため、滑走路中心線灯1灯が破損した。破損した灯火を仮灯火に交換するまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

14

8月31日

ANAウイングス

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA512

宮崎空港

大阪国際空港

大阪国際空港

上昇中、脚に不具合が発生したことを示すライトが点灯したものの飛行を継続し、着陸後、手順に従いエンジンを停止する必要があったため、誘導路上の滑走路の運用に支障を生ずる位置で停止した。当該機が牽引車により移動可能になるまでの間、同滑走路が閉鎖された。

 

注 :自社の乗員訓練や機体の試験等を実施中に発生したもの、鳥衝突、被雷等によるものは含まない。

注2:外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部運航安全課
電話 :03-5253-8111(内線50122)

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