航空：イレギュラー運航の発生状況(平成19年11月) - 国土交通省

イレギュラー運航の発生状況(平成19年11月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの))

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1.	11月1日	ノースウエスト航空	ボーイング式747-400型	NWA20	マニラ	成田国際空港	成田国際空港	飛行中、第3エンジンの回転数を制御する装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため、当該エンジンを停止し航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸した。
2.	11月2日	日本エアコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	JAC2457	大阪国際空港	種子島空港	鹿児島空港	離陸直後、エンジンに不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。
3.	11月4日	琉球エアーコミューター	ボンバルディア式DHC-8-314型	RAC815	那覇空港	与論空港	那覇空港	飛行中、無線機の表示部に不具合が発生したため引き返した。
4.	11月5日	日本エアコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	JAC2367	大阪国際空港	大分空港	大阪国際空港	離陸直後、気象レーダーに不具合が発生したため引き返した。
5.	11月8日	琉球エアーコミューター	デ・ハビランド式DHC-8-103型	RAC879	那覇空港	久米島空港	那覇空港	離陸滑走中に電源系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため離陸したが引き返した。
6.	11月9日	ABX AIR	ボーイング式767-200型	ANA7981	関西国際空港	バンコク	関西国際空港	離陸直後、飛行管理システムに不具合が発生したため引き返した。
7.	11月10日	琉球エアーコミューター	ボンバルディア式DHC-8-103型	RAC897	宮古空港	多良間空港	宮古空港	離陸直後、操縦系統の一部（ヨーダンパー）に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
8.	11月16日	エールフランス航空	エアバス式A330-200型	AFR272	パリ	成田国際空港	成田国際空港	着陸した際、両エンジンの逆推力装置に不具合が発生したため誘導路上に停止した。その後牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。
9.	11月17日	ユナイテッド航空	ボーイング式777-200型	UAL892	ソウル（仁川）	サンフランシスコ	新千歳空港	飛行中、後方ギャレー内で異臭が発生したため航空交通管制上の優先権を要請のうえ目的地を変更した。	着陸後の点検の結果、後方ギャレー内の電気配線の一部が短絡していた。
10.	11月17日	日本航空インターナショナル	ボーイング式747-400D型	JAL3512	新千歳空港	福岡空港	東京国際空港	上昇中、電源系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため目的地を変更した。
11.	11月20日	ノースウエスト航空	ボーイング式757-200型	NWA9	成田国際空港	広州（中国）	成田国際空港	上昇中、第2エンジンの火災を示す計器表示があったため当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。	着陸後の点検で、出火した形跡はなかった。
12.	11月21日	エバーグリーン航空	ボーイング式747-200B型	EIA208	中部国際空港	アンカレッジ	中部国際空港	離陸直後、副操縦士席側の高度計に不具合が発生したため引き返した。
13.	11月25日	ノースウエスト航空	ボーイング式757-200型	NWA78	サイパン	中部国際空港	中部国際空港	飛行中、油圧系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸し誘導路上に停止した。その後牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。
14.	11月29日	日本エアコミューター	サーブ式SAAB340B型	JAC3715	鹿児島空港	広島西飛行場	鹿児島空港	飛行中、脚が正常に格納されていないことを示すライトが点灯したため引き返した。
15.	11月30日	エアーニッポンネットワーク	ボンバルディア式DHC-8-314型	ANA4811	札幌飛行場	函館空港	札幌飛行場	離陸直後、電源系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。