物流

物流不動産とは

物流不動産とは、物流業務を行うための施設として第三者へ賃貸される、倉庫・物流センター等の建物。
物流不動産のビジネスモデルの特徴として、賃貸面積に応じた賃料を収受することで成立することが挙げられる。
(⇔従来型の倉庫業は、輸送・保管量に応じた料金を収受)
施設の特徴として、ダブルランプウェイ、免震・制震構造、太陽光発電など、倉庫・物流センターとしての機能拡充に資する最新鋭設備を備えた物件が増えているほか、カフェテリア、託児所など従業員の働きやすさに配慮した物件の開発も進んでいる。


 

物流不動産の変遷

我が国の物流を取り巻く環境は、人口減少・少子高齢化の進展に伴う労働力不足の顕在化、国際競争の激化、情報通信技術(ICT)の革新等、近年、大きく変化してきている。これに伴い物流に対する荷主や消費者のニーズが高度化・多様化していることにより、物流施設に対するニーズも時代とともに変遷をたどっている。
従前は、荷主から寄託される貨物の保管を主な事業とする「保管型の物流施設」が主流であったが、1990年代後半頃からは、貨物保管にとどまらず、コスト削減やサプライチェーンの最適化といった荷主ニーズに対応し、高機能な設備の導入や流通加工スペースの確保等、保管以外の付加価値をつけた「配送型物流施設」への移行が進んだ。
近年では、マルチテナント型として様々なニーズに対応可能な、極めて大規模な賃貸型物流施設(いわゆる物流不動産)が急速に増加している。

物流不動産の変遷イメージ図

物流不動産隆盛の背景や理由

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局物流政策課物流産業室
電話 :(03)5253-8111(内線25331、25333、25344)
  • 日中韓物流大臣会合
  • グリーン物流パートナーシップ会議
  • 国際物流戦略チーム

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