航空

イレギュラー運航の発生状況(平成22年4月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

4月2日

スカイマーク

ボーイング式737-800型

SKY601

東京国際空港

旭川空港

東京国際空港

離陸した際、機体の尾部を滑走路に接触させたため引き返した。

点検の結果、機体の尾部(テイルスキッド)に擦過痕が認められた。

2.

4月2日

アイベックスエアラインズ

ボンバルディア式CL-600-2B19型

IBX3177

大阪国際空港

福島空港

大阪国際空港

離陸したが、直後にピトー管の防氷装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

3.

4月6日

ユナイテッド航空

ボーイング式777-200型

UAL803

ワシントン

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、3油圧系統のうち1油圧系統の作動油量の低下を示す計器表示があったが、そのまま飛行を継続し、航空交通管制上の優先権を要請のうえ、着陸した。

 

4.

4月6日

北海道エアシステム

サーブ式SAAB340B型

NTH2776

旭川空港

函館空港

新千歳空港

離陸し、エンジンの出力を調整するスイッチを操作したところ、当該スイッチが破損したため目的地を新千歳空港に変更した。

 

5.

4月6日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2453

大阪国際空港

屋久島空港

鹿児島空港

飛行中、高揚力装置(フラップ)に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため目的地を鹿児島空港に変更した。

 

6.

4月7日

ユナイテッド・パーセル・サービス

マクドネル・ダグラス式MD11型

UPS71

広州

アンカレッジ

関西国際空港

飛行中、飛行管理システムの副操縦士席側入出力ユニットに不具合が発生したため、目的地を関西国際空港に変更した。

 

7.

4月7日

日本航空インターナショナル

ダグラス式DC-9-81型

JAL1144

釧路空港

東京国際空港

新千歳空港

上昇中、2つある内の1系統の方位計測システムに不具合が発生したため目的地を新千歳空港に変更した。

 

8.

4月9日

琉球エアーコミューター

ボンバルディア式DHC-8-314型

RAC861

那覇空港

南大東空港

那覇空港

飛行中、ピトー管の防氷装置の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。

 

9.

4月9日

アイベックスエアラインズ

ボンバルディア式CL-600-2B19型

IBX3124

新千歳空港

成田国際空港

仙台空港

上昇中、第2エンジンから異音が発生するとともに同エンジンの推力計の指示が変動したため目的地を仙台空港に変更した。

 

10.

4月10日

日本航空インターナショナル

ダグラス式DC-9-81型

JAL1145

東京国際空港

釧路空港

東京国際空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、前脚が格納されていないことを示すライトが点灯したままであったため引き返した。

 

11.

4月12日

ガルーダ・インドネシア航空

エアバス式A330-300型

GIA883

関西国際空港

デンパサール

関西国際空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、1系統の油圧低下と全ての脚が格納されていないことを示す計器表示があったため引き返し、B滑走路に着陸した。着陸後、機長が前脚ステアリングの不作動と判断したため同滑走路上で停止した。その後牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、当該滑走路が閉鎖された。

本件による他の定期便等の運航への影響はなかった。

12.

4月14日

エアーニッポン

ボーイング式737-500型

ANA1789

関西国際空港

函館空港

関西国際空港

離陸したが、直後に高揚力装置(前縁スラット)の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。

 

13.

4月14日

デルタ航空

エアバス式A330-300型

DAL295

シアトル

成田国際空港

成田国際空港

進入中、高揚力装置(フラップ)の不具合を示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請し、着陸した。

 

14.

4月16日

エアカナダ

ボーイング式767-300型

ACA10

成田国際空港

カルガリー

成田国際空港

飛行中、第2エンジンの燃料フィルターのつまりを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。

 

15.

4月16日

エアカナダ

ボーイング式767-300型

ACA10

成田国際空港

カルガリー

成田国際空港

飛行中、第2エンジンの燃料フィルターのつまりを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。

当該機は、同日同じ不具合により引き返し運航を行った機体である。

16.

4月17日

エアーニッポンネットワーク

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1609

大阪国際空港

高知空港

大阪国際空港

離陸滑走中、昇降舵操縦系統の不具合を示すライトが点灯したため離陸後引き返した。

 

17.

4月18日

北海道国際航空

ボーイング式767-300型

ADO11

東京国際空港

新千歳空港

東京国際空港

飛行中、第2エンジンのオイルフィルターの不具合を示す計器表示があっため当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。

 

18.

4月19日

日本エアコミューター

サーブ式SAAB340B型

JAC3695

鹿児島空港

岡山空港

鹿児島空港

飛行中、右主翼の防氷装置に不具合が発生したため引き返した。

 

19.

4月21日

日本エアコミューター

サーブ式SAAB340B型

JAC3462

宮崎空港

広島西飛行場

福岡空港

飛行中、左主翼の防氷装置に不具合が発生したため目的地を福岡空港に変更した。

 

20.

4月23日

中国国際航空

ボーイング式757-200型

CCA422

成田国際空港

北京

成田国際空港

上昇中、第1エンジンの出力が上がらなくなったため引き返した。

 

21.

4月23日

ANA&JPエクスプレス

ボーイング式767-300F型

AJV8476

ソウル(仁川)

成田国際空港

ソウル(仁川)

離陸し脚上げ操作を実施したが、左主脚が格納されなかったため引き返した。

 

22.

4月27日

日本航空インターナショナル

ボーイング式767-300型

JAL1789

東京国際空港

大分空港

東京国際空港

離陸したが、直後に外気温度計の防氷装置の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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