航空

イレギュラー運航の発生状況(平成22年1月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

1月1日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL2237

大阪国際空港

山形空港

山形空港

着陸後、滑走路19側のターニングパッド上で転回しようとした際、降雪によりタイヤが滑り脚がスノーバンクに入ったため停止した。その後、当該機を牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

 

2.

1月2日

日本航空インターナショナル

ボーイング式777-300型

JAL545

東京国際空港

新千歳空港

新千歳空港

B滑走路に着陸後、誘導路B2へ離脱する際、降雪によりタイヤが滑り前脚がスノーバンクに入ったため停止した。その後、当該機を牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

 

3.

1月5日

コンチネンタル航空

ボーイング式777-200型

COA8

成田国際空港

ニューアーク

成田国際空港

離陸直後、客室乗務員により客室前方左側ドア(L2ドア)の窓の外に紐状の物が確認されたため引き返した。

着陸後の点検において、当該ドアの外側ハンドルに地上作業員が車両誘導時等に使用する警笛の紐が挟まっているのが確認された。

4.

1月6日

フィンエアー

エアバス式340-300型

FIN77

ヘルシンキ(フィンランド)

関西国際空港

関西国際空港

B滑走路に着陸し誘導路B9に離脱後、前脚ステアリングが不作動となったため当該誘導路上で停止した。当該機を牽引車により移動するまでの間、B滑走路が閉鎖された。

 

5.

1月12日

エアーセントラル

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1893

中部国際空港

福岡空港

中部国際空港

離陸直後、電源系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

6.

1月12日

中国南方航空

エアバス・インダストリー式A320型

CSN631

瀋陽(中国)

関西国際空港

関西国際空港

飛行中、機長席側の操縦室窓にひび割れが発生したため航空交通管制上の優先権を要請し、着陸した。

 

7.

1月13日

日本航空インターナショナル

ダグラス式MD-90-30型

JAL1225

東京国際空港

三沢飛行場

三沢飛行場

着陸後、牽引車により転回するため滑走路上に停止した。その後、降雪のため滑走路上での転回が困難と判断し、一部誘導路を除雪したうえ牽引車により駐機場に移動した。

 

8.

1月13日

ジャルエクスプレス

ボーイング式737-800型

JAL378

北九州空港

東京国際空港

関西国際空港

上昇中、機長席側の操縦室窓にひび割れが発生したため目的地を関西国際空港に変更した。

 

9.

1月14日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL4323

名古屋飛行場

山形空港

仙台空港

山形空港へ進入中、ブレーキ系統の不具合を示す計器表示があったため目的地を仙台空港に変更した。

 

10.

1月14日

エアーセントラル

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1889

中部国際空港

仙台空港

中部国際空港

離陸直後、客室与圧がかからなかったため引き返した。

 

11.

1月16日

日本貨物航空

ボーイング式747-400F型

NCA175

サンフランシスコ

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、交代要員として搭乗していた運航乗務員(休憩中)が体調不良となったため航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸した。

 

12.

1月16日

アシアナ航空

エアバス式A321型

AAR119

サイパン

関西国際空港

関西国際空港

飛行中、機内与圧系統に不具合が発生したため航空交通管制上の優先権を要請のうえ飛行高度を約2,700メートルまで降下させた。その後航空交通管制上の優先権を取り消したうえ、着陸した。

 

13.

1月17日

琉球エアーコミューター

ボンバルディア式DHC-8-103型

RAC897

宮古空港

多良間空港

宮古空港

飛行中、2油圧系統のうち1油圧系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

14.

1月17日

スカイネットアジア航空

ボーイング式737-400型

SNA58

宮崎空港

東京国際空港

東京国際空港

着陸進入中、右主脚が固定(ロック)していないことを示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請し、着陸した。着陸後、機体の確認のため同空港B滑走路で停止したことから、当該機を牽引車により駐機場に移動するまでの間、当該滑走路が閉鎖された。

飛行中着陸に先だって右主脚は手動により降ろされ、機内より固定していることが確認された。

15.

1月19日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2301

大阪国際空港

松山空港

大阪国際空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、右主脚の格納扉が閉じていないことを示すライトが点灯したままであったため引き返した。

 

16.

1月21日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2241

大阪国際空港

新潟空港

大阪国際空港

飛行中、第1エンジンの抽気系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

17.

1月21日

エアーセントラル

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1840

秋田空港

中部国際空港

新潟空港

上昇中、客室与圧系統に不具合が発生したため目的地を新潟空港に変更した。

 

18.

1月24日

日本航空インターナショナル

ボーイング式767-300型

JAZ728

バンコク

関西国際空港

バンコク

飛行中、電子機器等を冷却する装置の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

19.

1月25日

日本エアコミューター

サーブ式SAAB340B型

JAC3804

沖永良部空港

鹿児島空港

奄美空港

飛行中、第1エンジンの防氷系統の不具合を示すライトが点灯したため目的地を奄美空港に変更した。

 

20.

1月26日

日本航空インターナショナル

ボーイング式777-300型

JAL2088

那覇空港

大阪国際空港

那覇空港

離陸中、機体に振動を感じ、その後第1エンジンの排気ガス温度が上昇したことを示す計器表示があったため、当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。

 

21.

1月27日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2305

大阪国際空港

松山空港

大阪国際空港

飛行中、前脚が正常に格納していないこと及び主脚の格納扉が閉じていないことを示すライトが点灯したため引き返し、手動で脚下げ操作を行い正常に脚が下りていることを確認した後、航空交通管制上の優先権を要請の上、大阪国際空港B滑走路に着陸した。着陸後、手動で脚下げ操作を行ったことによりステアリングが不作動となったため誘導路上に離脱後停止し、牽引車により駐機場へ牽引された。

 

22.

1月27日

アイベックスエアラインズ

ボンバルディア式CL-600-2B19型

IBX3177

大阪国際空港

福島空港

大阪国際空港

離陸直後、水平安定板のトリムに不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

23.

1月30日

日本航空インターナショナル

ダグラス式MD-90-30型

JAL1147

東京国際空港

釧路空港

新千歳空港

飛行中、電源系統に不具合が発生したため目的地を新千歳空港に変更した。

 

24.

1月31日

ニュージーランド航空

ボーイング式777-200型

ANZ90

成田国際空港

オークランド

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A滑走路を離陸滑走中、自動操縦装置が解除されたことを示す計器表示があったため、離陸を中止し滑走路を離脱後、A誘導路上で停止した。停止後、主脚ブレーキ周辺が加熱し、主脚全てのタイヤの空気が抜けていたので、航空管制機関の要請を受けて出動した消防車により、冷却作業が行われた。その後、当該誘導路において乗客を降機させタイヤを交換の後、牽引車により駐機場へ牽引された。

 

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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