航空

イレギュラー運航の発生状況(平成21年6月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

6月3日

ジャルエクスプレス

ボーイング式737-800型

JAL3631

福岡空港

宮崎空港

宮崎空港

着陸復行を行った際、機体尾部を滑走路面に接触させた。その後、再度進入を行い着陸した。着陸後の点検で、滑走路面に擦過痕及びアスファルト片が確認されたため、アスファルト片の回収のため、滑走路が閉鎖された。

 

2.

6月5日

北海道エアシステム

サーブ式SAAB340B型

NTH2721

新千歳空港

釧路空港

新千歳空港

離陸直後、電源系統に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

3.

6月9日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2433

大阪国際空港

宮崎空港

大阪国際空港

上昇中、第2エンジンの滑油温度が高いことを示す計器表示があったため引き返した。

 

4.

6月6日

日本航空インターナショナル

ボーイング式767-300型

JAL653

関西国際空港

台北

台北

進入中、客室内に異臭が発生したため航空交通管制上の優先権を要請し着陸した。

客室後方座席において、瞬間的に炎が発生したため、念のため消火器を使用し消火した。着陸後の点検で、当該座席の脇から焼損した使い捨てライターが発見された。

5.

6月9日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2319

大阪国際空港

松山空港

大阪国際空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、全ての脚が正常に格納されていないことを示す表示があったため引き返した。

 

6.

6月12日

エアーニッポン

ボーイング式737-800型

ANA812

美保飛行場

東京国際空港

美保飛行場

上昇中、与圧系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。

 

7.

6月12日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL2237

大阪国際空港

山形空港

大阪国際空港

上昇中、燃料系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

8.

6月15日

ノースウエスト航空

エアバス式A330-200型

NWA30

北京

成田国際空港

成田国際空港

着陸し誘導路に離脱したが、前脚ステアリングが不作動となったため当該誘導路上で停止した。これにより、当該機の一部が滑走路の制限表面に抵触する事態となったため、滑走路が閉鎖された。

当該機は自走により制限表面外まで移動したが、当該誘導路上で再び停止したため、牽引車によりを駐機場へ移動するまでの間、当該誘導路が閉鎖された。

9.

6月15日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2319

大阪国際空港

松山空港

松山空港

着陸した際、ステアリングに不具合が発生したため滑走路上で停止した。その後、牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

 

10.

6月18日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC3823

鹿児島空港

与論空港

鹿児島空港

進入中、動力系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

11.

6月20日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC2318

松山空港

大阪国際空港

大阪国際空港

離陸し脚上げ操作を実施した際、右主脚の格納扉が確実に閉じられていないことを示す表示があったがそのまま飛行を継続し着陸した。着陸後、ステアリングが不作動であったため滑走路上で停止した。その後、牽引車で駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

 

12.

6月21日

エアーニッポン

ボーイング式737-500型

ANA4929

新千歳空港

利尻空港

新千歳空港

離陸直後、機長席側の昇降計に不具合が発生したため引き返した。

 

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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