訪日旅行での高付加価値旅行者の誘致促進

最終更新日:2024年3月29日

 我が国においては、いわゆる富裕層ともいうべき高付加価値旅行者は、訪日旅行者全体の約1%(約32万人)に過ぎないが、消費額は約14.0%(約6,700億円)を占めている。しかし、大都市圏への訪問が多数を占め、地方を訪れる旅行者は極めて少ない。
 今後のインバウンドの回復・再拡大を目指すためには、多様な客層を獲得する観点からも、今まで取り込めていない、高付加価値旅行者への働きかけを強め、消費額増加への取組強化、地方への誘客促進を重視していくことが必要である。
 高付加価値旅行者の誘致による経済効果は極めて高く、旺盛な旅行消費を通じて、地域の観光産業のみならず、多様な産業にも経済効果が波及し、地域経済の活性化につながる。また、高付加価値旅行者による旺盛な知的好奇心を伴う自然体験・文化消費を通じ、地域の自然、文化、産業等の維持・発展に貢献することに加え、地域の雇用の確保・所得の増加や域内循環が図られ、持続可能な地域の実現や地域活性化に寄与することから、今後のインバウンド戦略において高付加価値旅行者の誘致は重要な柱である。

地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会

「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりアクションプラン」は令和4年度に開催された「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会」にて作成されたものです。

高付加価値旅行者の誘客に向けて集中的な支援等を行うモデル観光地11地域を選定

高付加価値なインバウンド観光地づくり モデル観光地11地域 マスタープラン(令和5年度末時点・概要)

観光政策・制度

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