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マレーシア

基礎情報

基本事項

国・地域名

マレーシア(Malaysia)

面積

約33万km2

人口

3,200万人(2017年マレーシア統計局)

首都

クアラルンプール

民族

マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)

言語

マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語

宗教

イスラム教(連邦の宗教)(61%)、仏教(20%)、儒教・道教(1.0%)、ヒンドゥー教(6.0%)、キリスト教(9.0%)、その他

出典

外務省「 各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ

政治体制

政体

立憲君主制(議会制民主主義)

元首

アブドゥラ第16代国王

(2019年1月就任,任期5年,統治者会議で互選。パハン州スルタン)

議会

    二院制
  • 上院:70議席、任期3年。44名は国王任命、26名は州議会指名
  • 下院:222議席、任期5年。直接選挙(小選挙区制)
出典

外務省「 各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ

経済

主要産業

製造業(電気機器)、農林業(天然ゴム、パーム油、木材)及び鉱業(錫、原油、LNG)

名目GDP(10億米ドル)

320(2017年)、359(2018年)、365(2019年)

一人当り名目GDP(米ドル)

9,965(2017年)、11,080(2018年)、11,198(2019年)

実質GDP成長率(%)

5.7(2017年)、4.7(2018年)、4.3(2019年)

消費者物価上昇率(%)

3.7(2017年)、1.0(2018年)、0.7(2019年)

貿易額(100万米ドル)

〔輸出〕

217,827(2017年)、247,519(2018年)、238,189(2019年)

〔輸入〕

194,843(2017年)、217,606(2018年)、205,012(2019年)

主要貿易品目

〔輸出〕

電気製品、パ-ム油、化学製品、原油・石油製品、LNG、機械・器具製品、金属製品、科学光学設備、ゴム製品等

〔輸入〕

電気製品、製造機器、化学製品、輸送機器、金属製品、原油・石油製品、鉄鋼製品、科学光学設備、食料品等

貿易相手国

〔輸出〕

シンガポール、中国、米国(2017年)

〔輸入〕

中国、シンガポール、日本(2017年)

対日貿易(100万米ドル)

〔輸出〕

17,587(2017年)、17,138(2018年)、15,762(2019年)

〔輸入〕

14,816(2017年)、15,755(2018年)、15,353(2019年)

主要対日貿易品目

〔日本の主要輸出品目〕

電気機器(23.1%)
一般機械(13.0%)
輸送機器(13.2%)
鉄鋼(5.8%)
プラスチック・ゴム(5.4%)

〔日本の主要輸入品目〕

鉱物性燃料等(29.0%)
電気機器(26.7%)
精密機器(4.2%)
木材および同製品(4.6%)
一般機械(3.9%)
プラスチック・ゴム(3.8%)

(2019年、カッコ内は構成比 Global Trade Atlas)

日本からの直接投資(億円)

3,359(2018年)、4,604(2019年)、2,336(2020年)(実行ベース)

通貨

リンギ

為替レート

1米ドル=約4.14リンギット、1リンギット=約26.6円

(2018年12月31日終値(マレーシア中央銀行))

在留邦人

26,555人(2018年10月1日現在)(外務省)

日系企業数

1,544社(製造業765社、非製造業765社、その他14)(2020年2月時点)

出典

主要産業、主要貿易品目、貿易相手国、為替レート

外務省「 各国・地域情勢 マレーシア 基礎データ

主要対日貿易品目、在留邦人、日系企業数

日本貿易振興機構(JETRO)「 国・地域別に見る マレーシア 概況 日本との関係

日本からの直接投資

財務省「対外・対内直接投資の推移(国際収支マニュアル第6版準拠) 3.対外直接投資(地域別)

名目GDP総額、一人当たりの名目GDP、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、貿易額、対日貿易

日本貿易振興機構(JETRO)「 国・地域別に見る マレーシア 基礎的経済指標

労働力関係

失業率(%)

3.4(2017年)、3.3(2018年)、3.3(2019年)

労働時間

  • 1日の労働時間は原則8時間以内とされている。一週間の総労働時間は48時間を超えてはならない。
  • 1日に労働者を10時間以上拘束することも禁止されている。これは労働を開始した時間から連続10時間を意味し、 その間の休憩時間や作業休止時間すべてを含む。
  • 5時間を超えて連続労働させる場合、使用者は労働者に30分以上の休憩時間を与えなければならない。

賃金(米ドル)

クアラルンプール

  • ワーカー
  • 基本給:431
    年間負担総額:7,048
  • エンジニア
  • 基本給:867
    年間負担総額:13,681
  • 中間管理職
  • 基本給:1,650
    年間負担総額:26,071
  • スタッフ
  • 基本給:922
    年間負担総額:62,750

(年間負担総額は基本給、諸手当、社会保障、残業代、賞与などを含む)

※ワーカーは実務経験3年程度の一般工職/エンジニアは専門学校/大卒以上かつ実務経験5年程度の中堅技術者/ 中間管理職は大卒以上かつ実務経験10年程度の課長クラス/スタッフは実務経験3年程度の一般職(非製造業)

法定最低賃金

288/月(13.31/日・1.39/時)(2019年12月18日改定)

出典

失業率

日本貿易振興機構(JETRO)「 国・地域別に見る マレーシア 基礎的経済指標

労働時間

厚生労働省「 2019年 海外情勢報告」第5章 第2節 マレーシア

賃金、法定最低賃金

日本貿易振興機構(JETRO)「投資コスト比較 クアラルンプール(マレーシア)

生活環境

気候

気候はいわゆる常夏で日中の気温は年間を通じて24度から32度となるが、夜間・早朝にかけては比較的涼しい。10月から2月が雨季にあたるため降水量が多くなる。

買い物、食事、住宅

〔買い物〕

クアラルンプール周辺には日系の伊勢丹百貨店やイオンなどが進出しており、日本で出回っている食料品のほとんどが入手できる。

〔食事〕

クアラルンプールには数多くの日本食レストランがある。

〔住宅〕

外国人には、防犯設備と娯楽設備(プール、テニスコートなど)が整っているコンドミニアムが人気である。最近は単身者を中心にサービスアパートメントと呼ばれるホテル経営の物件を選択するケースも多い。

治安、医療

〔治安〕

2016年におけるマレーシアの犯罪届出件数は112,354件であり,前年比で3,707件減少している。  
マレーシア国家警察は,犯罪発生件数は着実に減少していることを強調すると一方,スリや置き引き・ひったくりなどの「街頭犯罪」は17,333件と昨年よりも1,299件増となっている。

〔危険度〕

サバ州東側の島嶼部及び周辺海域並びに一部のサバ州東海岸(サンダカン,ラハ・ダトゥ,クナ及びセンポルナ周辺地域)  
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

サバ州東海岸のうち,レベル3発出以外の地域(タワウを含む)  
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

〔医療〕

クアラルンプール市内の主な病院には,設備面において日本と同等レベルのものがある。診療レベルも高く, 日本人が診療を受けるのに特に問題はない。日本への留学経験があり,日本語で診療が可能な医師も一部の医療機関に勤務しているが, 多くの場合,日本語は通じないため,英語による診療となる。

宗教・習慣等の留意点

憲法上イスラム教を国教(連邦の宗教)と定めており、次のようなイスラム教徒の教義、風俗、習慣に留意する。

  • 酒、豚は摂らない。
  • 握手、物の受渡しは右手を使う。
  • 人差し指で指すことは、失礼であり、親指を使う。
  • 頭は、神聖な部分とされており、子どもでも頭はなでない。
  • 婦人に対しては、こちらから握手を求めない。
  • 日没から夕方の祈りの時間が始まるので,日没後1時間程度は,訪問及び電話を避ける。また,イスラム教徒を招待する夜の行事には,開始時間の配慮が必要。
  • 訪問、電話、招待については祈りの時間、断食等に配慮する。
出典

気候、医療

外務省「 在外公館医務官情報 マレーシア

買い物、食事、住宅

国際協力機構(JICA)「世界の様子(国別生活情報)アジア マレーシア」(2012年)

治安、宗教・慣習等の留意点、危険度

外務省「 海外安全ホームページ マレーシア 安全対策基礎データ

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