舗装にはどのような種類がありますか?
舗装は、大きく分けて「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」の2種類があり、アスファルト舗装には、排水性舗装、透水性舗装、保水性舗装等があります。
それぞれの舗装の特徴や用途は下記のとおりです。
道路の舗装
舗装の種類 | 素材 | 性質 | 用途 |
アスファルト | ・アスファルト ・骨材 |
・すぐ固まる ・気温や路面温度に影響されやすい |
・一般的な場所 |
コンクリート | ・セメント ・水 ・骨材 |
・固まるまでに時間がかかる ・磨耗に強く、わだちができにくい |
・大型車交通量が多く痛みやすい場所・補修が困難な場所(トンネル等) |
アスファルト舗装の種類
舗装の種類 | 構造 | 性質 | 効果 |
排水性舗装 | 上部に透水層、直下に不透水層を設置 | 雨水は透水層を通りぬけ側溝へ流れ出る | ・走行安全性向上 ・騒音低減 |
透水性舗装 | 全体を透水層とする | 雨水を地中に還元する | ・水循環環境の保全(街路樹育成) ・雨水の流出を抑制 |
保水性舗装 | 舗装の空隙に水を吸着する材料(保水材)で雨水を溜める | 気温が上がったときに水分を蒸発させる | ・路面の温度を下げる ・ヒートアイランド現象の緩和 |
なお、景観に配慮した舗装として、歩道や自動車交通量の少ない商店街の道路などでは、インターロッキングブロック、レンガ、天然石などを使ったブロック系舗装や、自然の土をそのまま活用した舗装などが使われることもあります。