平成21年3月12日
平成21年3月12日夜、国際海事機関(IMO)から、日本を含むIMO加盟国に対し、北朝鮮当局からIMOに対する「試験通信衛星」(カンミョンソン2号)の打ち上げのための事前通報があった旨の連絡がありました。
たとえ「人工衛星」であれ、発射が行われた場合、北朝鮮の弾道ミサイル計画に関連するすべての活動の停止を求めている国連安保理決議第1695号及び第1718号に違反するものであり、また、朝鮮半島の緊張緩和のための六者会合を含めた努力が行われている中で、地域の安定及び平和を損なうものであることから、政府としては、北朝鮮に対し、改めて打ち上げの中止を強く求めているところですが、国土交通省においては、船舶及び航空機の安全確保のため、以下の対応をとっております。
○北朝鮮からの試験通信衛星発射情報の概要
北朝鮮は下記日時に試験通信衛星打上げのため危険区域を設定した。
日時:4/4(土)~4/8(水) 11時~16時(日本時間)
区域:日本海海域及び日本を越えて太平洋海域(詳細別紙)
○国土交通省における対応状況
1.船舶関係
・航行警報の発出(3月12日23:45現在)
国際海事機関(IMO)からの航行安全情報を踏まえ、航行船舶に対する航行警報を23時35分に発出。
・航行警報を船主協会等海事関係団体へ連絡
2.航空関係(3月12日23:45現在)
・国際民間航空機関(ICAO)に対して確認中。確認が取れ次第、ノータムを発出する予定。
危険区域情報(PDF形式:344KB)