平成26年3月25日
国土交通省は、去る3月16日、カタール国ドーハにおいて、同国アティーヤ行政監督庁長官(首相級)のご臨席の下、「第3回 日・カタールインフラセミナー」を開催した。
本セミナーについては、安倍首相によるカタール訪問の際採択された「日本とカタール国との間の安定と繁栄に向けた包括的パートナーシップの強化に関する共同声明」(2013年8月)に、その開催に向けた議論の開始が盛り込まれており、本年1月、津田駐カタール特命全権大使とアティーヤ行政監督庁長官(第1、2回セミナー主賓)との間で開催の合意がなされたことを受け、開催したものである。
また、本セミナーの開催に先立ち、佐々木国土交通審議官はアティーヤ行政監督庁長官との会談を行い、カタールにおける2022年FIFAワールドカップ開催、国家ビジョン2030に向けた大規模インフラ整備をはじめとする両国間の協力関係の一層の発展などについて確認した。
日時 : 平成26年3月16日(日)8:30~12:00
場所 : ホテル ヒルトン・ドーハ(カタール国 ドーハ市内)
(1)日本側
佐々木 基 国土交通省 国土交通審議官
津田 愼悟 外 務 省 駐カタール日本国特命全権大使 他
民間企業等
(2)カタール国側
アブドッラー・ビン・ハマド・アル・アティーヤ 行政監督庁長官(首相級)
ムハンマド・サーレフ・アルサダ エネルギー・工業大臣
アリ・アブドッラー アル・アブドッラー 地方自治・都市計画省計画担当次官補 他
本セミナーにおいては、アティーヤ行政監督庁長官、佐々木国土交通審議官をはじめ、両国の関係者約130名が出席し、2022年FIFAワールドカップ開催、国家ビジョン2030に向けたカタールにおけるインフラ整備計画や、我が国企業のスタジアム、鉄道整備等に係る技術・経験等についての発表や意見交換が行われた。
開会挨拶では、佐々木国土交通審議官が、我が国企業は、急成長を続けるカタールでのプロジェクトに参画することを強く望んでおり、我が国の最高水準の技術やノウハウ等を通じ、2022年FIFAワールドカップの成功、インフラ整備を含めたカタールの発展に寄与できることに対する期待等を述べた。
また、アティーヤ・カタール国行政監督庁長官は、同国において新スタジアム、鉄道、高速道路、橋等の約650億ドルのメガプロジェクトが進行中であるとし、日本企業におけるインフラ開発や鉄道プロジェクトの長年の経験と知見は素晴らしく、多くの日本企業の参画を歓迎すると述べるとともに、日本の建設企業が保有する環境に配慮した建設技術やエネルギー効率の高い設計技術への期待を述べた。
これに続くセミナーでは、日本側から、大林組、竹中工務店、大成建設、清水建設及び三菱重工業より、カタール側からは、2022年最高評議会、カタール公共事業庁、カタール・レイルウェイ・カンパニー及びカタール電力・水公社より、それぞれ発表が行われた。
第3回 日・カタールインフラセミナー結果概要について(PDF形式:196KB)
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