平成23年3月25日
電力不足に対する政府の方針を受け、直轄国道及び高速道路において照明灯の消灯によ
る節電を行っています。
直轄国道では、3月24日までに、東京電力と東北電力、北海道電力から電力供給され
ている50Hz区域内の道路照明灯約14万灯のうち、交差点部等の点灯が必要な箇所を
除き、全体の約4割の約5万6千灯を消灯しました。この消灯による節電効果はおおむね
1.3万kW程度と試算されます。
また、50Hz区域以外の道路照明灯約13万灯のうち約1割で順次消灯を行っていま
す。さらに、照明灯以外の節電として、全国のトンネル約1千2百本のうち約4割で減灯・
調光を順次行っています。
高速道路では、3月24日までに、東京電力と東北電力、北海道電力から電力供給され
ている50Hz区域内の道路(トンネル部を含む)の照明約31万灯のうち、安全上特に
必要とされる箇所を除き、全体の約5割の約14万9千灯を消灯しました。
また、50Hz区域以外の照明約52万灯のうち約2割で順次消灯を行っています。
利用者におかれましては、これまでの道路照明と比べて、明暗の差を感じる場合があり
ますので、夕刻の早めの点灯など、安全には注意して走行していただきますようお願い致
します。
■節減効果の試算
○直轄国道での節減量:おおむね1.7万kW程度節減されると試算されます。
・50Hz区域での照明灯消灯 :おおむね1.3万kW程度節減(56,400灯×230W)
・50Hz区域外での照明灯消灯 :おおむね0.3万kW程度節減(14,600灯×230W)※
・トンネルの減灯、調光 :おおむね0.1万kW程度節減※
(※ 計画箇所を全て消灯又は減灯・調光した場合の試算)