平成22年7月16日
国の一級水系の主要な利用スポット(全国108水系236河川665箇所)で川の利用しやすさ、親しみやすさ等について、市民の目による点検を実施しました。
◆約50%が4つ星以上でした。また、全国で5箇所が5つ星の評価をいただきました(星の数により5段階評価)。
◆平成18年の調査と比較すると、4つ星以上の河川空間が41箇所(約14%)増加しました。
◆通信簿の結果を受けて、各地において、トイレの設置や清掃活動の強化等、利用のしやすさの改善に努めています。
1.趣旨
全国の河川空間の親しみやすさを、市民と共同で調査を行い評価することで、その結果から、良い点・悪い点を把握し、河川整備や日常の維持管理等に反映し、良好な河川空間の保全、整備を図っていきます。
2.調査の概要
「川の通信簿」は、河川内で利用が想定される箇所を選定し、市民と河川管理者が、現地において共同して河川の利用のしやすさを評価するものです。
国土交通省では、平成21年度全国の一級水系108水系236河川665箇所において調査を実施しました。
本調査は平成15年度から3年毎に実施しており、今回が3回目の調査になります。
今回の調査は、全国で14,339人の参加を得て、河川への近づきやすさ、施設の使い勝手等を点検し、最後に5段階の総合的な評価を行って頂きました。
3.結果
総合評価では、4つ星以上が332箇所(前回291箇所)、49.9%(前回43.9%)となり、前回の結果を上回りました。