平成22年8月27日
国土交通省、農林水産省、環境省(以下「三省」という)では、平成21年度末の全国の汚水処理人口普及状況を取りまとめました。
1.汚水処理人口普及率は85.7%
汚水処理施設の整備は、整備区域、整備方法、整備スケジュール等を設定した「都道府県構想」に基づき各地方公共団体が効率的、効果的に事業を実施しています。
平成21年度末の全国の汚水処理施設の処理人口は、平成20年度末から116万人増加し、1億890万人となりました。これを総人口に対する割合でみた汚水処理人口普及率は、85.7%(平成20年度末は84.8%)となりました。
しかし、我が国における汚水処理人口普及状況は、大都市と中小市町村で大きな格差があり、特に人口5万人未満の市町村の汚水処理人口普及率は71.0%にとどまっている状況であります。
2.処理施設別処理人口内訳
処理人口を各処理施設別にみると、下水道によるものが9,360万人、農業集落排水施設等によるものが379万人、浄化槽によるものが1,124万人、コミュニティ・プラントによるものが28万人でした。
〈参考〉
汚水処理人口普及状況の指標は、下水道、農業集落排水施設等、浄化槽、コミュニティ・プラントの各汚水処理人口の普及状況を、人口で表した指標を用いて統一的に表現することについて三省で合意したことに基づくものであり、平成8年度末の整備状況から公表しています。
汚水処理人口普及率状況(PDF形式:72KB)
都道府県別汚水処理人口普及率(PDF形式:106KB)
処理施設別汚水処理人口普及率(PDF形式:42KB)
【参考】都道府県構想一覧(PDF形式:86KB)