富山県黒部市における、用途が「共同住宅」の事例です。
富山県黒部市において、パッシブタウン開発の最終街区として共同住宅を新築するプロジェクト。外皮の高断熱・高気密化等に冷暖房用エネルギーの削減を前提とし、オンサイト型太陽光発電によるグリーン水素製造・貯蔵+燃料電池を実装し、季節間の熱と電力融通による電力自給率95%以上を目指す。
●部門:新築
●建物種別:住宅(共同住宅)
●建物名称:パッシブタウン第5期街区
●所在地:富山県黒部市
●用途:共同住宅
●延床面積:9,435㎡
●提案者:YKK不動産株式会社
●設計者:Hermann Kaufmann + Partner ZT GmbH、株式会社竹中工務店
●施工者:株式会社竹中工務店
●事業期間:2023年度~2024年度
これまで住宅に導入されたことのないP to G設備により余剰電力を水素に変え、季節をまたいだエネルギーの有効利用は、年間を通してエネルギー自給という観点でも将来的な課題解決の取り組みとして先導的と評価した。現時点では、本技術が広く普及することは厳しいが、得られた知見を論文等で広く公表し、新しいエネルギーマネジメントのあり方が広がっていくことを期待する。