街路・連立・新交通

街路事業とは


 街路事業は、都市計画法第59条の認可又は承認を得て実施される都市計画事業のうち、都市計画道路を整備する事業であり、その中でも都市内、主に既成市街地で都道府県、市町村等が実施する事業をいいます。
 

街路の役割

 街路は都市の中の道路であり多種多様な役割を担っています。市民生活や経済活動等に伴う自動車交通等を円滑に処理するだけではなく、市民が散歩を楽しんだり祭りやイベントが開催されるなど人々が集い語り合う都市において最も基礎的な公共空間です。また、地下鉄や路面電車といった公共交通機関や上下水道、電力等のライフラインを収容し、災害時には避難路を提供し延焼を防ぐ防火帯としての機能もあります。
 さらに市街地の街区を構成し、沿道の市街化を誘導する機能を持っており都市の基盤としてまちづくりの方向性を決める重要な役割を担っています。
 

大項目 小項目 内容
都市交通施設機能 道路としての機能 人及び物の動きのための通路としての機能
沿道利用のための機能 沿道の土地、施設、建物等への出入り、ストックヤードへのアプローチ、貨物の積み卸しのスペースとしての機能
都市環境保全機能   都市のオープンスペースとしての住環境を維持する機能
人々が集い憩い多様な活動を繰り広げられる場としての機能
都市防災機能 避難路・救援路 災害発生時に被災者の避難及び救助のための通路としての機能
災害遮断 災害の拡大を抑え遮断するための空間としての機能
都市施設のための空間機能 他の交通機関のための空間 モノレール、新交通システム、地下鉄、路面電車等を設置するための空間
供給処理施設のための空間 電気、上水道、下水道、地域冷暖房、都市廃棄物処理管路、ガス等を設置するための空間
通信情報施設のための空間 電話、CATV等を設置するための空間
その他の施設のための空間 電話ボックス、信号、案内板、ストリートファニチャー等を設置するための空間
街区の構成と市街化の誘導 街区の構成 街路は街区を囲み、その位置、規模、形状を規定する
市街化の誘導 沿道の土地利用の高度化を促し、都市の面的な発展方向、形状、規模等に影響を与える

主な取組み

・都市の骨格となる幹線道路の整備
 都市圏の交通の円滑化のため、都市内の放射・環状道路、地域高規格道路などの都市の骨格となる幹線道路の整備を推進しています。

・快適な街路空間の整備
 都市環境の向上や人中心の街路空間への改変等を推進するため、地区レベルの街路の再整備、歩行者・自転車空間の整備、無電柱化、沿道まちづくりと一体となった街路整備等、快適な街路空間の整備を推進しています。

・無電柱化の推進
 防災、安全・円滑な交通確保、景観形成・観光振興の観点から無電柱化を推進しています。

無電柱化の推進

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