「道路政策の質の向上に資する技術研究開発の募集」について、平成17年3月30日に開催された第2回「新道路技術会議」による審査の結果、以下の技術研究開発が採用されました。
【政策領域1:新たな行政システムの創造】
研究テーマ名と概要 | 研究代表者 | 提案者 | 公募 タイプ |
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テーマ名 | モビリティマネジメント:社会心理学的アプローチに基づくコミュニケーション型TDM | 東京工業大学 助教授 藤井 聡 |
東京工業大学 助教授 藤井 聡 |
Ⅲ |
概要 | 交通需要施策(TDM:Traffic Demand Management)の実効性を高めるため、心理学的・社会学的手法を用いた情報提供を行うプログラムを研究開発する。 | |||
テーマ名 | 市民参画型道路計画体系の提案と道路網計画における対話技術の開発 | 東京工業大学 大学院 教授 屋井 鉄雄 |
財団法人 計量計画研究所 研究員 大塚 裕子 |
Ⅲ |
概要 | 道路構想段階における計画の説明力を向上させるため、対象計画道路と全体道路網計画の論理的関係を明らかにした上で、それらを適切に伝えていく市民参画手法、対話支援システムを研究開発する。 |
【政策領域2:道路ネットワークの形成と有効活用】
テーマ名 | 道路機能に対応した性能目標照査型道路計画・設計手法論の研究開発 | 名古屋大学 大学院 助教授 中村 英樹 |
名古屋大学 大学院 助教授 中村 英樹 |
Ⅰ |
概要 | 道路が担う多様な機能を効果的に発揮させるため、それらの機能毎に性能目標を設定して、道路の計画、設計を行う手法を研究開発する。 |
【政策領域3:新たな情報サービスと利用者の満足度向上】
該当無し
【政策領域4:コスト構造改革】
テーマ名 | 道路機能に基づく道路盛土の経済的な耐震強化・補強技術に関する研究開発 | 大阪大学大学院 教授 常田 賢一 |
大阪大学大学院 教授 常田 賢一 |
Ⅱ |
概要 | 盛土部分の車道部分を最優先で保持し、かつ異種構造との境界部に縦断線形を急変させない耐震強化・補強の設計法と施工法開発を行う。 |
【政策領域5:美しい景観と快適で質の高い道空間の創出】
テーマ名 | 集客地の活性化に資する、道路のホスピタリティ表現手法についての研究開発 | 東京大学 アジア生物資源 研究センター 教授 堀 繁 |
東京大学 アジア生物資源 研究センター 教授 堀 繁 |
Ⅰ |
概要 | 道路空間の魅力を向上させるため、来訪者の居心地、楽しさ等に関わる要素とその効果を整理する等のホスピタリティ手法の研究開発を行う。 |
【政策領域6:交通事故対策】
テーマ名 | 市民参加型交通安全対策・評価システムの実用化に関する研究 | 日本大学 理工学部教授 高田 邦道 |
社団法人 国土政策研究会 事務局長 理事 佐藤 英雄 |
Ⅰ |
概要 | 効果的な交通事故対策を立案するため、事故原因の特定、対策及び評価等について、汎用性の高いモデルを構築し、複数自治体に試行する等、関連システムの研究開発を行う。 |
【政策領域7:防災・災害復旧対策】
該当無し
【政策領域8:道路資産の保全】
テーマ名 | ASR劣化構造物安全性能評価手法の開発 | 京都大学大学院 教授 宮川 豊章 |
京都大学大学院 教授 宮川 豊章 |
Ⅰ |
概要 | アルカリ骨材反応(ASR)に起因する構造物の劣化を適切に評価するために、コンクリートの品質特性、鉄筋破断量、コンクリートと鉄筋との一体性を評価項目として、それらを現地で簡便に評価できる非破壊検査手法、並びに補修・補強対策を選択する手順等を研究開発する。 | |||
テーマ名 | 多機能検査車走行による道路構造物の健全性評価 | 京都大学大学院 助教授 杉浦 邦征 |
京都大学大学院 助教授 杉浦 邦征 |
Ⅱ |
概要 | 道路構造物の現状性能の評価を効率的に行うため、加振機能と高精度な計測機能を有する多機能検査車両を開発するとともに、道路の舗装面,盛土部,橋梁部,トンネル部の損傷や凹凸を高速走行しながら計測し健全性を評価する技術システムを研究開発する。 |
【政策領域9:沿道環境、生活環境】
該当無し
【政策領域10:自然環境、地球環境】
該当無し
なお、公募タイプについては、