平成29年3月29日
国土交通省は、平成29年3月14日~17日にフランスのカンヌで開催された「MIPIM 2017」(※)に自治体・企業等16団体とともに日本ブースを出展して日本のシティセールスを実施し、日本ブースに世界の不動産業界関係者約1,500人が訪れるなど、世界の不動産業界における存在感向上につながりました。
また、「The MIPIM Awards 2017」の「Futura Mega Project」部門では「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)の街づくりが日本から初の「最優秀賞」受賞となりました。 |
※『MIPIM(Marché International des Professionnels de l'Immobilier)』とは、1990年から毎年開催されている(今回が28回目)仏国の
リード・ミデム社主催による世界最大級の不動産見本市です。
主にヨーロッパの国々から投資家・デベロッパー・設計事務所・金融機関・仲介会社・自治体など不動産業界関係者が一堂に会し情報交換
及び人的交流を行われています。我が国は2005年よりブースを出展するなど、積極的に参加しています。
「MIPIM 2017」の概要は下記のとおりです。
(1)日程・場所 : 平成29年3月14日~17日 フランス・カンヌ
(2)全体参加者 : 約100ヶ国・約9,400社・約24,200名(主催者公表速報値)
(3)日本からの参加 : 国土交通省・地方自治体・不動産会社・設計会社・メーカー・鉄道会社等
17団体の幹部・役員等63名
(4)参加目的 :
[1] 日本の不動産開発事例や堅調な不動産投資市場の紹介による投資勧誘
[2] 日本の優れたビジネス環境の訴求による企業誘致
(5)成果 :
日本ブースでの展示やプレゼンテーション・各種カンファレンスにおける日本の紹介を通じ、日本の不動産マーケットの優位性・
ビジネス環境の良さを積極的に訴え掛けました。その結果、世界の不動産業界における日本の存在感を向上させるとともに、企
業各社はそれぞれ海外参加企業との面談を通じて今後のビジネスにつながる関係を構築することができました。
○ 左・中左 : 会場内の様子
○ 中右 : カンファレンスでのプレゼンテーション(テーマ : 訪日客数の増加やJ-REITの規模拡大)
○ 右 : 参加した各自治体・各企業による日本ブースにおけるプレゼンテーション
(6)MIPIM Awards :
「MIPIM Awards」は1991年より毎年MIPIMのプログラムのひとつとして実施しているコンペティションです。
今年は46ヶ国からエントリーされるなど、世界の不動産業界において最も権威のある賞の一つとされています。
毎年さまざまなカテゴリーの中で、世界の不動産業界のエグゼクティブたちによる審査と来場者の投票によって選定されることで、
革新性や偉業を成し遂げた優れたプロジェクトとしての評価を受けることになります。
なお、「柏の葉スマートシティ」は、将来的な大規模開発プロジェクトによる「Futura Mega Project」部門での受賞であり、
他部門まで含めると、2011年に「東京大学まちづくり大学院地方都市再生プロジェクトチーム」が「Futura Project」部門で最優秀賞を
受賞したのに続き2例目となります。
○ 「柏の葉スマートシティ」について
三井不動産株式会社が、千葉県柏市のつくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺において、公・民・学の連携のもと
「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の実現を目指し、2005年から開発を行なっている課題解決型の街づくり事業です。
【関連webサイト】: 柏の葉スマートシティ公式サイト
http://www.kashiwanoha-smartcity.com/
○ MIPIM 公式サイト(受賞者・施設等)
http://www.mipimawards.com/mipimawards2017/en/page/winners-2017