平成29年3月24日
日アセアン交通連携(*1)の枠組のもと、ラオス国立大等において、物流実務の知識・ノウハウ提供のための集中講義を開講しました。日本の物流専門家による実践的な内容の講義は受講者から高く評価されるとともに、ラオス公共事業運輸省及び大学からは来年度以降の定期的・継続的な開講が要望されるなど、我が国の物流人材育成支援に対する高いニーズや関心が示されました。 (*1) 2003年に創設された、交通分野における我が国とASEANの協力枠組 |
本講義は、公益財団法人SGH財団の協力のもと、SGホールディングスグループの佐川グローバルロジスティクス(株)の
教育担当社員を講師として迎えて開講しました。
ラオスの物流施設においては、棚が未整備で置き場の明示もされていないなど、物流現場の運用レベルは低水準に
留まっています。そのような中、本講義における5S・ECRS手法による業務改善・倉庫管理等、従来ラオスでは認知
されていない物流現場の改善に関する実践的な内容に対して、受講者からは特に高い関心が示されました。
国際物流課では、日本の質の高い物流サービスをアセアン域内に展開していくためにも現地の物流人材の確保・育成が
不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくこととしています。
<結果概要>
1.実施時期: [1]平成29年3月9日(木)から3月10日(金)の2日間
[2]平成29年3月13日(月)から3月17日(金)の5日間
2.実施場所: [1]公共事業運輸省訓練センター
[2]ラオス国立大学
3.実施対象: [1]公共事業運輸省・業界団体・民間物流事業者の実務者 30名
[2]ラオス国立大学にて物流を専攻する4年生36名及び同大講師14名
4.実施内容: 【講義】
1). 物流概論 (ロジスティクス、3PL 等)
2). 物流オペレーション(品質・原価・工程管理・設備等に関する物流実務)
【演習】
講義内容に基づくケーススタディ
5.講師: 佐川グローバルロジスティクス(株)
<講義の様子:ラオス国立大>
<講義の様子:公共事業運輸省訓練センター>
H28年度 ラオスにおける物流人材育成事業実施結果(PDF形式)
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