平成27年3月26日
日アセアン交通連携の枠組みのもと、平成26年3月9日(月)から12日(木)にかけて、ベトナム・ハノイ交通技術大学において「物流技術系研修」を、また、同年3月16日(月)から20日(金)には、ベトナム・ホーチミン交通大学おいて「物流マネジメント研修」を実施しました。
ハノイ交通技術大学において、安全管理、車両整備等の物流専門職に関心のある学生のうち選抜された10名を対象に実施
(1)実施時期:平成27年3月9日(月)から12日(木)の4日間
(2)実施内容:
【講義】
[車両安全管理]
講師:佐川急便(株)
[車両整備・運行管理]
講師:SGモータース(株)
[車両技術]
講師:いすゞ自動車(株)
【実習】
車両を使った点検・診断の仕方
講師:いすゞ自動車(株)
ホーチミン交通大学において、将来的な物流事業管理職候補の育成を念頭に、物流学を専攻する学生のうち選抜された20名程度を対象に実施
(1)実施時期:平成27年3月16日(月)から20日(金)の5日間
(2)実施内容:
【講義】
[物流概論・国際物流の基礎知識]
講師:関西学院大学商学部 伊藤教授
[拠点管理・生産管理・物流効率化と情報システム]
講師:佐川グローバルロジスティクス(株)
【実習】
物流管理に関する実習
講師:佐川グローバルロジスティクス(株)
上記講義・実習の他、日系企業の工場や物流施設(いすゞベトナム、王子テックスハイフォンバクニン、佐川急便ベトナム)へのスタディーツアーをあわせて実施しました。
今般の事業を踏まえ、両大学からは、本研修の単位化の可能性などを含めた我が国への物流分野の人材育成支援に対する高いニーズ、及び日系物流事業者への就職に対する強い関心が示されたところであります。
研修内容について、ハノイ交通技術大学からは、物流技術系研修に加え、昨年8月に同大学に設立された物流・マルチモーダル学科の学生を対象とした物流マネジメント研修の実施が要請されたほか、ホーチミン交通大学においては、物流情報システムや3PLなどのより実務に即した講義の集中的な実施や、日本企業におけるマナー等の基礎講義の実施等への高い関心が示されました。
また、研修対象について、両大学より、学生を対象とした研修に加えて講師を対象とした研修を実施してほしい旨要請がありました。
今後、物流審議官部門としては、ベトナム、そしてアセアンにおける現地物流人材の確保・育成に資するよう、官民連携により物流人材育成支援事業を引き続き実施していくこととしています。
報道発表資料(PDF形式)
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