平成20年10月8日

　米国同時多発テロ以降、国際物流においては海上コンテナ貨物を中心に国際物流に対するセキュリティ強化が要請されています。他方、物流セキュリティの強化は、円滑な物流を阻害する要因でもあることから、物流セキュリティ強化と同時に物流の円滑化を併せて実現することが、貿易に大きく依存している我が国経済にとって非常に重要です。

　官民関係者により構成する「安全かつ効率的な国際物流施策推進協議会（会長：杉山一橋大学学長）」では、昨年度、ＡＥＯ制度の対象事業者である国際運送事業者とともに、各事業法に係る法令遵守規則のモデル案を策定しました。本年度は、同制度の普及及び利用の促進を図ることにより、国際物流の更なるセキュリティ確保と円滑化を目指します。また、日々動向が注目される諸外国における物流セキュリティ施策等の最新の動向について報告します。

（参考）ＡＥＯ制度：セキュリティ確保とコンプライアンスに優れた国際運送事業者をＡＥＯ（Authorized Economic Operator：認定事業者）として認定し、税関手続を簡素化する制度

１．日時・場所
　平成２０年１０月１０日（金）１０：００～
　虎ノ門パストラルホテル　アジュール（新館６階）

２．議題
（１）今年度の推進協議会運営方針について（国際運送事業者向けＡＥＯ制度実務手引書の作成等）
（２）国際物流セキュリティ動向等についての報告（各国とのＡＥＯ相互認証、米国１０＋２ルール等）

３．取材
　会議は公開とさせて頂きますが、カメラ撮りは、冒頭（議事に入るまで）のみです。傍聴を希望する方は、１０月９日（木）１７時までに、お名前及びご連絡先を下記のお問い合わせ先まで登録して下さい。