平成28年4月5日
新幹線脱線対策協議会は平成16年の新潟県中越地震において、営業中の新幹線が初めて脱線したことを踏まえ設置されたものであり、この協議会が中心となり構造物の耐震補強や関連する技術開発が進められてきました。(協議会構成:別紙1)
当協議会を構成する各社の取組を毎年度事務局において取りまとめており、今般、平成27年度末における取組の進捗状況について、別紙2のとおり取りまとめましたので、お知らせします。
1.構造物の耐震対策
阪神・淡路大震災を受け実施した緊急耐震補強については、概ね完了しており、緊急耐震補強を実施した高架橋については、東日本大震災において損傷はなかった。東日本大震災後、各社において更なる対策を実施中。
2.早期地震検知システムの充実等
地震計の増設、地震検知システムの機能強化、列車ブレーキ力の向上等、地震時に列車を早期に停止させる取組みを各社において実施中。
3.脱線・逸脱防止装置
地震時の列車の脱線を極力防止する装置の整備、また、仮に脱線した場合においても、線路から大きく逸脱することを防止する装置の整備を各社において実施中。
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