報道・広報

秋以降、10路線程度を選定して完全キャッシュレスバスの実証運行を実施します
~完全キャッシュレスバスの実証運行の進め方の決定~

令和6年6月28日

 深刻な運転者不足等を背景に、2023年度には減便の対象となった路線において2割程度便数が減少するなど、バスネットワークは危機的な状況に陥っており、国民の生活基盤に深刻な影響を与えています。
 この状況を克服するためには、バス事業者の経営改善・体力強化を図ることが必要であり、この観点から、完全キャッシュレスバスの推進は重要な意味を持ちます。
 バスのキャッシュレス環境は、相当程度整備されておりますが、利用者の理解醸成を図りながら丁寧に進める観点から、完全キャッシュレスバスの実証運行の進め方を決定しました。
 今後はこれに基づき、まずは10路線程度で実証運行を進め、課題や効果を検証します。
 ※バスの現金決済比率:10%程度。事業者によっては3%未満、路線によっては1%未満も存在。

1.対象路線
 一般路線バスのうち、以下のような路線で合計10路線程度を選定する。
  [1]利用者が限定的な路線(空港・大学・企業輸送路線など)
  [2]外国人や観光客の利用が多い観光路線
  [3]様々な利用者がいる生活路線で、キャッシュレス決済比率が高い路線
  [4]自動運転など他の実証運行を同時に行う路線

2.スケジュール
  2024年 7月~8月頃 候補路線の公募・選定・公表
               標準運送約款の改正、ガイドライン策定
      8月頃~     国・事業者等による実証運行について利用者への周知
      11月頃~    実証運行としての運行開始
  2025年 3月頃      検証結果の公表
      4月頃~     更なる実証運行等の推進

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局参事官(交通産業)室 松田、益塚
TEL:03-5253-8111 (内線54708) 直通 03-5253-8275
国土交通省物流・自動車局旅客課 日下部、沖、秋葉
TEL:03-5253-8111 (内線41233) 直通 03-5253-8571

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