報道・広報

ミャンマー国農業灌漑省幹部との官民ワークショップの開催について (結果概要)

平成26年12月26日

  国土交通省では、ミャンマー国防災三省との防災協働対話の枠組みに基づき、日本の統合水資源管理の取組みや技術を紹介し、ミャンマー国農業灌漑省灌漑局の統合水資源管理に関する取組みを促進するため、ミャンマー国農業灌漑省キン・ゾー副大臣を招聘しました。

  来日中、ダムのマネジメントをテーマとした農業灌漑省との官民ワークショップを開催し、国土交通省、(独)水資源機構及び民間企業から、ダムの点検・維持管理、運用等について発表し、意見交換を行いました。このほか、徳山技監等との会談を行うとともに、(独)水資源機構の木津川ダム総合管理所、比奈知ダム及び利根大堰や越谷レイクタウン等の現地視察を行いました。
 
※両国の産学官が協働して、防災上の課題に対応した技術や解決策を追求するものであり、国土交通省では国別に展開を図ることとしており、現在ミャンマーを含む6ヵ国との間で枠組を構築しています。
 

1.徳山技監とミャンマー国農業灌漑省キン・ゾー副大臣との会談
 【日時】平成26年12月22日(月)10:00~10:30
 【概要】

  • 徳山技監より、約1400年前に構築された狭山池の事例を引用しながら日本におけるダム管理の歴史を紹介するとともに、治水・利水両面のニーズに対応するための高度なダム管理について説明しました。
  • キン・ゾー副大臣より、ダムの安全管理等について日本の技術や経験を共有してほしい旨発言がありました。

2.官民ワークショップ
(1)日程:平成26年12月22日(月)13:30~17:30
(2)会場:TKPガーデンシティ竹橋10F
(3)主催:国土交通省、ミャンマー国農業灌漑省
(4)出席者
  [日本側] 
    国土交通省 水管理・国土保全局 池内局長 ほか
    総合政策局 中神大臣官房参事官、岡積国際建設管理官ほか
    日本防災プラットフォーム会員企業
  [ミャンマー側]
    農業灌漑省 キン・ゾー副大臣 ほか5名

(5)ワークショップ結果概要
  • 国土交通省より日本におけるダム管理(点検・維持管理の制度、洪水時の運用等)について、(独)水資源機構より日本のダムの安全管理(点検の実施項目、具体手法等)についてそれぞれ発表しました。また、日本防災プラットフォームより、民間企業が有するダム堤体の点検技術等について発表しました。
  • ミャンマー側からはミャンマーにおけるダム管理の課題について紹介があり、ダムの安全管理等における日本の協力への期待が示されました。また、今後の防災協働対話の進め方等について議論が行われました。

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局 海外プロジェクト推進課 小浪、田中
TEL:03-5253-8111 (内線25804) 直通 03-5253-8315 FAX:03-5253-1562
国土交通省水管理・国土保全局 河川計画課 国際室 舘、千野
TEL:03-5253-8111 (内線35343,35354) 直通 03-5253-8444 FAX:03-5253-1602

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