平成27年6月24日

　国土交通省では、水防法改正等を踏まえ水防強化の施策を推進するため、「高潮水防の強化に関する技術検討委員会」を設置し、最悪の事態を視野に入れた最大規模の高潮に関する浸水想定の作成のため、想定し得る最大規模の高潮の設定方法、堤防等の決壊条件等の技術的な事項について、議論してまいりました。
　我が国では、伊勢湾台風以降、大きな高潮被害は受けておらず、高潮に関する危機感が低い現状です。このため、最大規模の高潮を想定することにより、沿岸部だけでなく比較的内陸側の土地においても、高潮の影響による浸水の可能性を示すことができるようになり、住民の高潮に関する危機意識の向上に寄与することが期待されます。
　この度、第3回委員会を以下のとおり開催することとなりましたのでお知らせいたします。第3回委員会では、これまでの議論等を踏まえ取りまとめた、「高潮浸水想定区域図作成の手引き」について議論することとしています。