報道・広報

平成29年7月九州北部豪雨は過去最大級の流木災害
~今回の災害と流木の記録がある土砂災害との比較を行いました~

平成29年8月28日

 平成29年7月九州北部豪雨における発生流木量と既往土砂災害(平成23年那智川や平成25年伊豆大島等)における発生流木量との比較を行い、過去最大級の流木災害であることが判明しました。国土交通省では、流木による被害を減少させるため、砂防事業による流木対策を強力に推進していきます。

  ●平成29年7月九州北部豪雨における流木災害が顕著であったため、一般的な土石流
    災害における発生流木量との比較を行いました。

  ●具体的には、九州地方整備局が発生流木量を算出した流域内にある土石流危険渓流
    において発生流木量を算出し、技術指針に掲載されている過去の災害における発生
    流木量のデータ等とあわせてグラフ上で整理しました。
    ※ 砂防基本計画策定指針(土石流・流木対策編) 解説 平成28年4月

  ●その結果、過去の災害における単位面積あたりの発生流木量は概ね1,000m3/km2程度
    以下でしたが、今回の災害では288渓流中、約半数の134渓流が1,000m3/km2を超えて
    流木が発生し、また最も多い赤谷川の渓流ではその約20倍に達するものがあるなど、
    過去最大級の流木災害だったと言えます。

  ●国土交通省では、今後とも流木災害の実態把握に努めるとともに、流木による被害を
    減少させるため、砂防事業による流木対策を強力に推進していきます。
 
  【参考】
   平成29年7月九州北部豪雨による土砂災害の概要
   (http://www.mlit.go.jp/river/sabo/h29_kyushu_gouu/gaiyou.pdf
   平成29年7月九州北部豪雨に伴う流木発生量(速報値)について 平成29年7月28日
   (http://www.qsr.mlit.go.jp/press_release/h29/bousai17072801.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:495KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課課長補佐 瀧口 茂隆
TEL:03-5253-8111 (内線36136) 直通 03-5253-8467 FAX:03-5253-1610
国土交通省水管理・国土保全局 砂防部 砂防計画課深層崩壊対策係長 後藤 健
TEL:03-5253-8111 (内線36135) 直通 03-5253-8467 FAX:03-5253-1610

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