報道・広報

日・トルコ橋梁技術セミナーの開催結果について

平成28年1月22日

 国土交通省ではこの度、トルコ運輸海事通信省道路総局との共催で、トルコ共和国アンカラ市にて「日・トルコ橋梁技術セミナー」を開催しましたのでお知らせいたします。
 本セミナーは昨年5月に太田前国土交通大臣のトルコ出張の際に開催が合意されたもので、両国の官民の出席のもと、長大橋の建設技術、耐震技術、維持管理技術など、橋梁分野における相互の理解、協力の深化を図る機会とするとともに、トルコにおける橋梁プロジェクトの実施に向けた日本の橋梁技術のPRと信頼の向上、道路・橋梁分野における日・トルコ間の官民での協力関係、人的ネットワークの醸成を図ることを目的としたものです。
 
《日・トルコ橋梁技術セミナー》
(1)日程 平成28年1月14日(木)
(2)会場 トルコ共和国アンカラ市 ホテル・アンカラヒルトンSA
(3)主催 国土交通省、トルコ共和国運輸海事通信省道路総局、
       (一社)日本橋梁建設協会
(4)出席者(約250名)
[日本側]国土交通省 総合政策局 技術参事官       中神 陽一
               海外プロジェクト推進課長       平井 節生
               道路局企画課 国際室長               中野 穣治 ほか
          在トルコ日本国大使館、(独)国際協力機構、(株)海外交通・
          都市開発事業支援機構、(一社)日本橋梁建設協会((株)IHI、
          (株)IHIインフラシステム、JFEエンジニアリング(株))
          日本高速道路インターナショナル(株)、本州四国連絡高速道
          路(株)ほか
    
[トルコ側]トルコ運輸海事通信省 道路総局総裁  イスマイル・カルタル
                    高速道路課長 エミン・エネル、ほか約20名
            トルコ橋梁構造工学協会、民間企業9社ほか
 
 (5)概要
〇冒頭、トルコ共和国運輸海事通信省道路総局のイスマイル・カルタル総裁より、本セミナーを通じて、日トルコ間の友好が一層深まること、また、長大橋梁など日本の技術や経験を共有し、将来のトルコでの大規模プロジェクトに活用していくことへの期待が表明されました。
 
〇トルコ側より基調講演において、道路総局エミン高速道路課長ほかより、トルコにおける高速道路整備の現状、PPPによる整備事例(ゲブゼ~イズミール道路、北マルマラ道路)の紹介が行われました。
 
〇日本側より、高速道路の整備の制度・財源、整備効果事例、質の高いインフラとしての橋梁建設・運営・維持管理技術などを紹介しました。また、(株)海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)よりPPP事業でのファイナンス面の支援の仕組みについて紹介しました。
 
〇両国の参加民間企業や学識者により、橋梁の建設・維持管理・点検技術について、また日本高速道路インターナショナル(株)より、高速道路の運営管理に関する最近の技術を紹介しました。
 
〇技術展示には、日本、トルコほかより、18の企業・団体が参加し、今後予定されるトルコでの長大橋梁プロジェクトや第三国でのプロジェクトへの参画における企業間連携の可能性について意見交換が行われました。
 
〇セミナー開催にあわせて、トルコ共和国運輸海事通信省のオズカン・ポイラズ次官と中神技術参事官による会談を実施し、ダーダネルス海峡大橋含む今後のトルコ共和国での大規模プロジェクトにおける日本の技術活用について意見交換を行いました。
 

添付資料

記者発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省道路局企画課国際室 中野、児玉
TEL:(03)5253-8111 (内線37541、37555) 直通 03-5253-8906 FAX:03-5253-1618

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