平成26年12月8日
この度、国土交通省では、大韓民国国土交通部と第18回日韓道路交流会議を開催しました。本会議は、道路に関する技術交流を目的として1995年12月に締結した両国間の覚書に基づき、継続的に開催しているものです。
(1)日程:平成26年12月2日(火) 10:00~18:00
(2)会場:都道府県会館(東京)
(3)主催:国土交通省、大韓民国国土交通部
(4)出席者(日本側13名、韓国側11名)
[日本側]国土交通省 大臣官房審議官(道路) 佐南谷 英龍 ほか
[韓国側]国土交通部 道路局長 金 一枰 ほか
(5)会議概要
会議では、交通安全対策、道路の維持管理、過積載対策等の安全に係るテーマをはじめ、既存の高速道路活用に向けたETC専用のインターチェンジや道の駅などの地域活性化のための施策について両国から報告及び意見交換が行われました。
【韓国側報告】
道路の安全対策や既存インフラを有効に使うための取組について紹介されました。特に、道路の維持管理については、セウォル号の事故を契機とした安全に対する世論の高まりを受けて、予算を前年比42%増と大幅に増額して道路構造物の補修に集中的に投資を行っています。また、過積載に対しては、高速道路の全料金所での計量、取締りの高度化、厳罰化を図っています。その他、ETC専用のインターチェンジ「ハイパスIC」の展開やテーマパーク型サービスエリアを観光の拠点として整備し地域経済の活性化を図る施策が報告されました。
【日本側報告及び意見交換】
日本側より各テーマに対応する政策について報告を行いました。意見交換では、交通安全対策に関しては日本の通学路安全対策と韓国のスクールゾーンとの比較、道の駅に関しては事業の目的と費用負担、スマートICに関しては費用負担や投資判断の考え方、過積載車両の取締りに関しては規制値や取締り方法、罰則等について活発な議論を行いました。
会議の結果、道路構造物の老朽化対策や過積載車両の取締り等、共通の課題が多く、情報交換を継続していくことを確認しました。
会議で得られた知見を国内の道路行政に活用するとともに、今後とも日韓両国の道路に関する技術交流を強化して参ります。
記者発表資料(PDF形式)
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