報道・広報

平成20年の水害被害額の速報値(全国・都道府県別)について

平成21年8月6日

○ 国土交通省河川局では、平成20年(2008年)の水害被害額の速報値を取りまとめました。その結果、建物被害額等の直接的な物的被害などは、全国で約1,630億円となりました。平成20年は、台風の上陸が8年ぶりになく、台風による被害も少なかったことなどにより、平成11年(1999年)からの過去10年間で最も低い被害額となっています。
 
○ 具体的には、平成20 年は、「8 月末豪雨」及び「7月末豪雨」などにより、愛知県、富山県や石川県を始めとして全国各地で大規模な水害が発生しました。
 
・ 都道府県別水害被害額では、8月末豪雨による岡崎市等の被害が多かった愛知県が最大となり、これは平成12年東海豪雨災害以来8年ぶりとなります。
・ また、8月末豪雨による水害被害額(約688億円)が、全体の4割強(42.3%)を占め、7月末豪雨による水害被害額(約200億円)が、1割強(12.3%)を占めています。
・ これらの水害により、死傷者数は、94名、被災建物棟数は、約3万8千棟に上るなど甚大な被害が発生しています。

 国土交通省河川局では、毎年、都道府県、市区町村等の協力のもと、水害による被害額等を「水害統計」として取りまとめていますが、「平成20年水害統計」の最終的な取りまとめ結果の公表は、平成21年度末になる予定です。
 このため、平成20年の水害による被害額等の速報値を取りまとめ、公表することとしました。
 今後、最終的な取りまとめに向けて、水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の平成20年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等の集計作業を引き続き行ってまいります。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:284KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省河川局河川計画課河川経済調査官 稲村
TEL:(03)5253-8111 (内線35312)
国土交通省河川局河川計画課経済係長 小田桐
TEL:(03)5253-8111 (内線35325)

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