平成19年度全国水生生物調査の結果及び平成20年度の参加者募集について
（お知らせ）
平成20年5月30日
(1) 全国3,586 地点で、河川の水生生物を調査することにより水質の判定が行われ、「きれいな水」と判定された地点が全体の58％を占めました。
(2) 夏休み期間を中心として、学校や市民団体の多数の参加が得られました。（全国の参加者のうち、小中学校等の学校が66％、子供会・市民団体等が29％）
(3)参加者アンケートによると、ほぼ全員が、調査への参加を通じて水環境への意識・関心が深まったと回答したことが分かりました。
１．全国水生生物調査とは
河川に生息するサワガニ、カワゲラ等の水生生物の生息状況は、水質汚濁の影響を反映 することから、それらの水生生物を指標として水質を判定することができます。このよう な調査は、一般の人にもわかりやすく、高価な機材等を要しないことから誰でも簡単に参 加できるという利点があります。また、調査を通じて身近な自然に接することにより、環 境問題への関心を高める良い機会となるため、環境省と国土交通省では、昭和59 年度か ら全国水生生物調査を実施しています。
２．平成19 年度調査結果の概要
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参加者数 |
参加団体数 |
調査地点数 |
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合計 |
８０，２１６人 |
２，０８８団体 |
３，５８６地点 |
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一級河川※１ |
１８，４１７人 |
６６２地点 | |
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その他の河川※２ |
６１，７９９人 |
１，５２６団体 |
２，９２４地点 |
※１：一級河川大臣管理区間 ※２：一級河川都道府県管理区間及び二級河川等（※１以外の河川）
〇水質判定結果
平成19年度は、全調査地点の58％の地点で「きれいな水」と判定されました。
前年度（60%）と同様の状況です。
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合計 |
一級河川 |
その他の河川 |
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I |
きれいな水 |
５８％ |
５７％ |
５９％ |
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II |
少しきたない水 |
２６％ |
３６％ |
２４％ |
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III |
きたない水 |
１２％ |
６％ |
１３％ |
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IV |
大変きたない水 |
２％ |
１％ |
２％ |
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判定不能 |
２％ |
０％ |
２％ |
※四捨五入による端数処理のため内数の合計が１００％にならないことがあります。
（参考）水質階級と指標生物
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きれいな水（1)） |
少しきたない水（2)） |
きたない水（3)） |
大変きたない水（4)） |
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カワゲラ ヒラタカゲロウ ナガレトビケラ ヤマトビケラ ヘビトンボ ブユ アミカ サワガニ ウズムシ |
コガタシマトビケラ オオシマトビケラ ヒラタドロムシ ゲンジボタル コオニヤンマ スジエビ ヤマトシジミ イシマキガイ カワニナ |
ミズカマキリ タイコウチ ミズムシ イソコツブムシ ニホンドロソコエビ タニシ ヒル |
セスジユスリカ チョウバエ アメリカザリガニ サカマキガイ エラミミズ |
３．全国水生生物調査に参加を希望される場合のお問い合わせ先
お問い合わせ先
- 国土交通省河川局河川環境課課長 中嶋 章雅
- TEL：（03）5253-8111 （内線35401） 直通 （03）5253-8447
- 国土交通省河川局河川環境課課長補佐 井田 泰蔵
- TEL：（03）5253-8111 （内線35452） 直通 （03）5253-8447
- 国土交通省河川局河川環境課係長 増田 大美
- TEL：（03）5253-8111 （内線35483） 直通 （03）5253-8447
- 環境省水・大気環境局水環境課課長 河﨑 和明
- TEL：（03）5521-8314 （内線6610）
- 環境省水・大気環境局水環境課課長補佐 辻原 浩
- TEL：（03）5521-8314 （内線6613）
- 環境省水・大気環境局水環境課担当 安達 昌明
- TEL：（03）5521-8314 （内線6626）
