平成24年2月10日

　近年ASEAN諸国において港湾を通じた多国間貿易活動が拡大し、それに伴う港湾諸手続きの効率化、迅速化の重要性が高まってきております。そのシステム化については整備が進んでおらず、緊急な対応が求められていることから、ASEAN諸国において港湾EDIシステム導入に関する技術移転を図ることが求められており、昨年12月にカンボジアで開催された第9回日ASEAN交通大臣会合において、港湾EDI導入支援事業を日本の協力の下で推進していくことが承認されました。
　このため、海洋政策研究財団（OPRF）及びベトナム国交通運輸省海運総局（VINAMARINE）等の協力により、　２月１４日～１５日の間、ベトナム・ハノイにおいて「港湾EDIセミナー」、「第９回日・ASEAN港湾技術者会合」を下記のとおり開催します。
「港湾EDIセミナー」は、幅広くベトナムの港湾関係者らを対象に日本の港湾EDIの利便性等について広く知って頂く事を目的とするもので、実際の港湾手続きについて、模擬申請等も行いながら紹介する予定です。また、「第9回日・ASEAN港湾技術者会合」は、日ASEAN海上ワーキンググループの枠組の下、港湾EDI導入が遅れているベトナム、ミャンマーなどASEAN５ヶ国の行政専門家が我が国官民の専門家とともに、ASEAN全域で適用可能な港湾EDI導入ガイドラインを実務的に作成し、港湾EDIの導入を促進することを目的としております。
　なお、開催に当たっては、海洋政策研究財団（OPRF）の平成２３年度海外交流基金を活用します。
　セミナー及び港湾技術者会合の概要については下記のとおりです。