報道・広報

有用だが、まだ港湾事業等で活用されていない技術の導入を促進します!(初選定)

平成28年11月25日

 国土交通省港湾局では、有用ですが、まだ港湾事業等で活用されていない技術を積極的に活用するため、9月26日に開催した港湾技術パイロット事業委員会の事前評価結果をもとに、港湾技術パイロット事業として2つの対象技術及び適用現場を初選定しました。今後、これら技術の導入を促進することにより、建設現場における一人一人の生産性の向上、安全性の確保等を目指します。


○対象技術:PCホロー桁(プレストレスト・コンクリートホロー桁)への炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の導入【別紙1参照】
 適用現場:小名浜港東港地区
 概   要:塩害に対する補修作業が不要なCFRPの導入により、維持管理を省力化
 鉄筋を使用する従来のPCホロー桁と異なり、CFRPは錆等の腐食の恐れが無いため、塩害に対する補修作業が不要となることが期待できます。
 本事業では、CFRPを導入したPCホロー桁を港湾構造物に初めて適用し、施工性や耐久性等を確認することにより、ライフサイクルコストを考慮したCFRPの設計・施工方法の確立を目指します。
 
○対象技術:リプレイサブル桟橋【別紙2参照】
 適用現場:伏木富山港新湊地区
 概   要:取り外し可能な床版の導入により、点検費用を約2割削減
 通常の桟橋では、海上・水中から桟橋下面の点検を行いますが、床版が取り外し可能なリプレイサブル桟橋では、桟橋下面の点検を陸上から行うことが可能となるため、点検費用を約2割削減し、点検作業の安全性向上が期待できます。
 本事業では、リプレイサブル桟橋を港湾構造物に初めて適用し、点検効率や耐久性等を確認することにより、リプレイサブル桟橋の設計・施工方法の確立を目指します。
 
 今後は、対象技術の導入効果を調査し、港湾技術パイロット事業委員会における事後評価等のフォローアップを行い、港湾事業等への幅広い普及を図ります。

○港湾技術パイロット事業の概要【別紙3参照】
○港湾技術パイロット事業委員会 委員名簿【別紙4参照】

お問い合わせ先

国土交通省港湾局技術企画課技術監理室 辰巳、木原
TEL:03-5253-8111 (内線46-634) 直通 03-5253-8681 FAX:03-5253-1652

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