平成30年6月28日

　国土交通省では、周辺諸国に先駆けてＬＮＧバンカリング拠点を形成するため、必要となる施設整備に対する補助制度（補助率１／３）を創設し、
平成３０年４月２日から５月２５日までの期間に公募を行いました。
　今般、学識経験者等で構成された有識者委員会において厳正なる審議を行った上で、以下の２事業を採択しました。

※ＬＮＧバンカリング：船舶へのＬＮＧ（液化天然ガス）燃料供給のこと。


＜ＬＮＧバンカリング拠点形成支援事業＞

	[1]伊勢湾・三河湾ＬＮＧバンカリング事業	[2]東京湾におけるＳＴＳ方式＊での 船舶向けＬＮＧ燃料供給事業
事 業 者	セントラルＬＮＧシッピング株式会社 （株主：日本郵船株式会社、川崎汽船株式会社、 中部電力株式会社、豊田通商株式会社） 中部電力株式会社	住友商事株式会社 上野トランステック株式会社 横浜川崎国際港湾株式会社
対 象 事 業	・ＬＮＧバンカリング船の建造 ・中部電力川越火力発電所の改修	・ＬＮＧバンカリング船の建造
政 策 的 意 義	日本を代表するものづくり産業の集積地である伊勢湾・三河湾において、ＬＮＧバンカリング拠点を形成することにより国際競争力の強化を図る。	国際コンテナ戦略港湾及び国際旅客船拠点形成港湾を有し、外航のコンテナ船・クルーズ船の寄港地となっている東京湾において、ＬＮＧバンカリング拠点を形成することにより国際競争力の強化を図る。

＊Ｓｈｉｐ ｔｏ Ｓｈｉｐ方式（岸壁・桟橋に係留中又は錨泊中のＬＮＧ燃料船にＬＮＧバンカリング船が接舷（横付け）してＬＮＧ燃料を供給する方法）

　今後、事業者からの補助金交付申請の提出を受け、補助金交付決定を行うこととなります。
　[2]については、事業者３社によるＪＶ（法人）の設立後、補助金交付申請・交付決定がなされる予定です。
 
【その他】
制度の詳細や募集要領等の関連資料につきましては、以下の国土交通省ＨＰをご参照下さい。
（URL: http://www.mlit.go.jp/report/press/port02_hh_000132.html）