報道・広報

平成28年度 B-DASHプロジェクトの実施事業を決定(第2弾)
~ドローンによる老朽下水管きょの点検・調査技術など3技術を実証します~

平成28年7月28日

  国土交通省は、平成28年7月19日に平成28年度B-DASHプロジェクトの第2弾と
 して、[1]下水管きょの腐食点検・調査技術及び、[2]中小規模処理場を対象とした下水汚
 泥の高濃度メタン発酵技術について3件の事業を決定しました。今後、導入効果などを
 含めた普及可能性の検討や技術性能の確認(予備調査)を実施します。

1.B-DASHプロジェクト
 国土交通省では、新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業における低炭素・循環型社会の構築やライフサイクルコスト縮減、老朽化対策等を実現するため、平成23年度より下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト※)を実施しております。本プロジェクトは、革新的技術の全国展開を図るため、実規模レベルの施設を設置し技術的な検証を行うものであり、平成28年度からは、実規模レベルの前段階として、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認を行う、「予備調査」を実施しています。
 ※ B-DASHプロジェクト:Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project

2.平成28年度選定事業(第2弾)

 この度、学識経験者からなる「下水道革新的技術実証事業評価委員会」による厳正な採択審査を行い、以下のとおり平成28年度の実施事業を決定しました。今回決定した事業は、全て実規模実証の前段階である予備調査として実施します。

[1] 下水管きょの腐食点検・調査技術
  1.下水圧送管路における硫化水素腐食箇所の効率的な調査・診断技術
    実施者:(株)クボタ
    事業概要:点検調査が困難な圧送管路を対象に、硫化水素による腐食箇所の絞り込み、及び
          腐食の有無を診断する技術について、当該技術の性能及び導入可能性を確認
  2.中大口径管路等を対象とした無人小型飛行体によるスクリーニング調査技術の実用化に
   関する調査事業

    実施者:(株)日水コン、ブルーイノベーション(株)、横浜国立大学、横浜市 共同研究体
    事業概要:調査困難路線である中大口径幹線に対し、無人小型飛行体(ドローン)を用いて
          効率的かつ安全に調査する技術について、 横浜市内の実フィールド及び横浜国立大
          学の室内実験施設を用いて、技術の性能を確認

[2] 中小規模処理場を対象とした下水汚泥の高濃度メタン発酵技術
  3.中小規模処理場を対象とした高濃度メタン発酵技術に関する予備調査
    実施者:(株)西原環境、(株)大原鉄工所、北海道大学、浜中町 共同研究体
    事業概要:既存の脱水機を濃縮機としても活用する事により汚泥を10%程度に濃縮し、ユニ
          ット化されたコンパクトな横型消化槽で高濃度消化する技術について、北海道浜中
          町の処理場をフィールドとし、その性能を確認

 なお、平成28年度B-DASH実施事業(第1弾)の結果については、以下のURLで公表して
います。
 http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000297.html
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式:188KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道企画課課長補佐 安田 将広
TEL:03-5253-8111 (内線34172) 直通 03-5253-8427 FAX:03-5253-1596
国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道企画課環境技術係長 中島 智彦
TEL:03-5253-8111 (内線34134) 直通 03-5253-8427 FAX:03-5253-1596

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