平成29年8月25日
国土交通省と民間企業チームで開発中の「洪水時に特化した低コストな水位計」を、国が管理する鶴見川水系に設置し試験計測を開始することとなりましたので、平成29年9月7日(木)に現地見学会を開催します。
中小河川においては、予算的な制約等により水位計が設置されていない河川が多く、洪水時の避難行動の目安となる水位が把握できないため、逃げ遅れによる人的被害が発生しています。
そのため国土交通省では、洪水時のみの水位観測に特化し最新の科学技術を活用することにより、機器の小型化や電池及び通信機器等のコストを低減した水位計について、革新的河川管理プロジェクト(第1弾)※として参加企業12 チーム(21 者)と開発を進めています。
各チームの試作機器の準備が整い、国が管理する鶴見川水系鳥山川を現場実証フィールドとして、試験計測を開始することとなりました。
今後、今年の台風期において鳥山川の水位上昇時に計測を実施し、平成29年内に計測の確実性や計測データの精度等について検証を行った後、平成30年から全国の国管理河川への設置を進める予定です。
洪水時に特化した低コストな水位計を開発することにより、都道府県等が管理する中小河川等への水位計の普及を支援し、水位観測網の充実を図ります。
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