平成27年7月31日
平成26年の水害被害額の暫定値について取りまとめましたので、その結果を公表※1します。
◆水害被害額は、全国で約2,900億円(過去10カ年で7番目)
◆都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
1位:広島県(水害被害額:約446億円)
2位:高知県(水害被害額:約272億円)
3位:京都府(水害被害額:約229億円)
◆主要な水害による水害被害額及び概要
○台風12号・11号(7月29日~8月12日)(水害被害額:約 900億円)
・高知県では、台風12号・11号に伴う立て続けの豪雨により、仁淀川水系日下川、宇治川等が氾濫し、いの町で292棟、日高村で310棟の浸水被害が発生した。
・徳島県では、台風11号に伴う豪雨により、那賀川水系那賀川が氾濫し、阿南市で342棟、那賀町で372棟の浸水被害が発生。阿南市では、市内の加茂谷中学校の校舎2階まで浸水する被害となった。
○豪雨(8月13日~26日)(水害被害額:約 900億円)
・猛烈な雨を観測した広島県では、8月20日未明、広島市において、土砂災害等が多発し、死者75名、負傷者68名、全壊175棟、半壊150棟にのぼるなど甚大な被害となった※2。
・京都府では、平成25年に引き続き、由良川水系弘法川等が氾濫し、福知山市街地で1,539棟の浸水被害が発生した。
※1 水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の平成26年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等を行い、最終的な取りまとめ結果の公表は、平成27年度末頃になる予定。
※2 死傷者数は、「8月19日からの大雨等による広島県における被害状況及び消防の活動等について」(消防庁作成)の数値を使用。
報道発表資料(PDF形式:466KB)
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