報道・広報

平成24年全国一級河川の水質現況の公表について

平成25年8月2日

 国土交通省では、昭和33 年から一級河川(直轄管理区間)において水質調査を実施しています。この度、平成24年の全国一級河川109 水系における水質状況(※1)をとりまとめましたのでお知らせします。

<水質改善状況>
・水質改善状況に関し、過去10 年間にBOD 値が大幅に改善されている地点は、亀の子橋(鶴見川水系鶴見川)、駄六川流末(淀川水系駄六川)、大綱橋(鶴見川水系鶴見川)、遠里小野橋(大和川水系大和川)及び郡界橋(大和川水系佐保川)であった。

<水質が良好な河川>
・最も水質が良好な地点は、日の出橋(石狩川水系千歳川)、荒川橋(阿武隈川水系荒川)、上中橋(北川水系北川)、今泉(天神川水系天神川)、五木宮園(球磨川水系川辺川)等 17 地点であった。
・直轄管理区間に複数の水質調査地点を有する河川のうち、平均的な水質が最も良好な河川は、尻別川、後志利別川、荒川(阿武隈川水系)、庄川、北川、高津川、仁淀川、吉野川、川辺川の全9 河川であった。

<泳ぎたいと思うきれいな川>
 従来のBOD などの指標と異なり、ゴミの量や水のにおいなど、人と河川のふれあいに関する新しい指標を用いて、住民との協働により、河川に近づきやすい地点で調査を実施した。その結果、調査地点の25%(76 地点/301 地点)が「泳ぎたいと思うきれいな川」(※2)と評価された。

(※1)本資料に掲載している地点以外にも、事業の影響予測や評価のために国土交通省において水質調査を実施している箇所もある。なお、それらの調査結果については、各地方整備局のHP等で公表している。
(※2)あくまでも水質に関係する指標(ゴミの量、透視度、川底の感触、水のにおい、糞便性大腸菌群数)により評価した結果であり、流れの状態や、川岸・川底の形状などの安全性については考慮していない。また、水浴場水質判定基準(環境省)における油膜の有無やCOD 等の評価項目、その他の有害物質等による評価は行っていない。


<添付資料一覧>
【概要版】平成24 年全国一級河川の水質現況
1.生活環境の保全に関する環境基準の満足状況・・・・・・・・ P.1
2.水質改善状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
3.水質が良好な地点等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
 (1)平成24 年の平均水質(BOD 値)の良好な地点
 (2)平成24 年の各河川における水質調査地点の平均的な水質(BOD 値)が良好な河川
4.新しい水質指標による調査結果の概要・・・・・・・・・・・・・・ P.5
5.人の健康の保護に関する環境基準・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
6.ダイオキシン類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.9
7.水質事故等の状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.10
 ※詳細については、下記を参照。
  ○全国一級河川の水質現況 http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/index.html

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局河川環境課課長補佐 三宅 洋
TEL:(03)5253-8111 (内線35443) 直通 (03)5253-8447 FAX:(03)5253-1603
国土交通省水管理・国土保全局河川環境課水環境管理係長 大嶋 恭子
TEL:(03)5253-8111 (内線35482) 直通 (03)5253-8447 FAX:(03)5253-1603

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