報道・広報

関係人口の拡大・深化と地域づくりをどう進めていくか
~「ライフスタイルの多様化と関係人口に関する懇談会」最終とりまとめ~

令和3年3月30日

国土交通省は、懇談会における検討を通じて、関係人口には多面的機能があること、関係人口が地域と関わる余白(関わりしろ)が重要であること、多種多様な関係人口の存在が地域の内発的発展を促進すること、関係人口の拡大・深化の観点からは、「人」「場」「仕組み」からなるつながりのサポートが重要であること等を明らかにしました。

【背景】
関係人口は訪問先の地域活力の維持・向上に資するだけではなく、訪問する側においても“よく生きるため”の手段として非常に有効であることから、国土交通省は、令和2年度に「ライフスタイルの多様化と関係人口に関する懇談会」で検討を行いました。
 
【懇談会における検討を通じた整理】
(1)関係人口とは何か(関係人口の実態)
関係人口の実態把握を通じて多種多様な関係人口の存在が明らかになるとともに、災害発生時等に様々な関係性を派生する関係人口の多面的機能を確認しました。
 
(2)関係人口と地域づくり
関係人口が地域と関わるきっかけとなる余白ともいえる“関わりしろ”が重要であり、多種多様な関係人口の存在が地域住民及び他の関係人口を触発し、地域づくりへの直接的な寄与を促進することを確認しました。また、地域への無関心層が多数存在することから、地域に対する興味を増進させる取組が重要であることを確認しました。
 
(3)関係人口の拡大・深化に向けて
関係人口の多様性を理解し、地域の実情に応じた関係人口と地域の連携・協働の在り方を模索すること等の重要性が明らかになりました。また、“関わりしろ”との遭遇を計画的に生み出すことにつながる、関係人口と地域の人とのつながりのサポートについては、関係案内人等の「人」、関係案内所等の「場」、イベント等の「仕組み」が重要であると確認しました。
 
(4)施策の方向性
○ 関係案内人、中間支援組織等が行う取組を適切にバックアップ(人材育成を含む)
○ 地域に対する理解・興味の増進
○ 国及び地方公共団体が地域に対して人的な支援を実施 など  
 
  引き続き、国土交通省では、関係府省とも連携しながら、関係人口の拡大・深化を図り、地域の活力の維持・向上に努めてまいります。
 
本件に関する資料については、以下のホームページに掲載しております。
https://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk3_000110.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:246KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省国土政策局総合計画課 小田桐、田中(康)、袴田、桑原
TEL:03-5253-8111 (内線29-325、29-328) 直通 03-5253-8365 FAX:03-5253-1570

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