平成22年12月17日
国土交通省海事局においては、国土交通省成長戦略(平成22年5月17日)に基づき、外国人船員が日本籍船に乗り組む場合に必要とされる資格(承認船員、船舶料理士等)に関する手続きの簡素化等を図るため、平成22年10月13日「成長戦略船員資格検討会」(座長 羽原敬二 関西大学政策創造学部教授)を設置して検討を行ってきました。
昨日(12月16日)、第4回検討会において、中間とりまとめが行われましたのでお知らせいたします。なお、当該とりまとめを受け、可能なものから具体的制度設計を開始する予定としております。
今回の措置により日本商船隊の中核である日本籍船の増加に寄与することが期待されるところです。
【中間とりまとめのポイント】
[1] 外国人船員が日本籍船に乗り組む場合に学習すべき我が国海事法令の講習について、E-Learningを活用して船上で実施できることとする。
[2] 外国人船員を日本籍船に乗り組ませる要件としての船長による能力確認について、一定の要件を満たす船長の場合には確認期間を短縮し、対象国を拡大する。
[3] 外国人船員を日本籍船に乗り組ませる要件としての能力確認について、特定の教育機関卒業者等について試験等を免除することとする。
[4] 船舶料理士として日本籍船に乗り組む外国人船員の資格取得に当たり適正な講習の修了をもって試験合格と同等と取り扱う等、承認船員制度以外の資格取得手続きについても見直しを行う。
中間とりまとめ(本文)(PDF形式)
中間とりまとめ(別紙資料)(PDF形式)
委員名簿(PDF形式)
国土交通省成長戦略(該当部分抜粋)(PDF形式)
日本商船隊における船員の配乗実態(PDF形式)
承認船員制度の概要(PDF形式)